「 雑文 」一覧

MS Pゴシック

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「パソコンを入れ替えたんですけどね、、、」

Iさんはそう言って僕に質問してきた。

「ゴルフシステムの画面だけメイリオになるんですわ、、なんでやろ?」

メイリオというのはWindows7からプリインストールされるようになったゴシック系のフォントである。

「えぇ~システムで使ってるのって『MS ゴシック』か『MS Pゴシック』やけどなぁ、、」

僕はそう言ってその「メイリオになってしまったPC」を見に行くことにした。

画面を見ると、メイリオに見えるものの、しかしそれはMS Pゴシックであった。
しかし、横にあった昔から使っているPC(Windows XP」と比べてみるとどうも字が大きい。

う~む、、、僕は唸った、、

しかし、時の幅を比べてみると全く同じで、同じ枠に同じ文字数だけちゃんと入っているので少なくとも「文字幅」に関しては全く同じはずである。

なら何で大きく見えるのか?

よく見るとメイリオに間違えたのも仕方ないぐらい、文字が「丸く」なっているのだ。
つまりWindows7のMS PゴシックはWindowsXPのMS Pゴシックよりも「丸い」のであった。

しかし、その若い担当者は「前の方が良いです!」と言い切る。

そんな会話をしていると40台の支配人がやってきて、

「そら文字が大きいほうがえぇやろ~」

と援軍になってくれる。

また40台後半の女性部長がやってきて、、、

「当たり前やん、文字大きいの羨ましいわぁ、、私のなんかめっちゃちいちゃいし~」

とまたも援護してくれた。

「じゃあこれでいいよね?」

と僕。

「えぇ~~、前がいいですぅ~~~」

の声は闇に葬られた。


佐藤先生がテレビ出演

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お料理写真を習った佐藤先生が「マツコ&有吉の怒り新党」に出演。

携帯(スマホ)で料理写真をマツコと有吉が撮る、という企画で、そのお手本を撮ったカメラマンということで佐藤先生がチラチラと出演。でもかなり二人にいじられてたなぁ、、「俺達の方がいい写真」だって(笑)。

たしかにたまたま美味そうに撮れてるのはあるけれど、それはやっぱり「たまたま」でしか無いのよね。ある程度のちゃんとしたセオリーに基づいて撮られた写真はやはり安定感ある「美味しさ」がそこにはある、これは絶対。

ただセオリーだけ追っていたら、やはりつまらない。
ここからが本当の「センス」と「アイデア」の勝負になっていくんだろうなぁ、、とこんな番組を見ていて思った。

フェリカスピコ
http://felica-spico.com/prof.html


ドッペルゲンガー君

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先週の日曜日、もう4年以上行ってないインドカレー屋「ミルチマサラ」に行った。
予想に違って、日曜なのに混んでいた。
しかし幸いにも一番奥の厨房に近い席が開いていたので、お店のオバちゃん(日本人)はその席を案内してくれた。

「今日は一人?」

何故か、オバちゃんはこう聞いてきた。
もう4年も来てないのである。確かに以前は3人で来たことがあるのだが、、、と思いつつ、「あ、はい」とニッコリ答えた。

そして、しばらくメニューを見ていたらまたオバちゃんがやって来て、

「今日は何にする?」

と聞いてきた。
先ほど、あれ、と思ったのであるが、僕の中でそれは確信に変わった。
誰かと間違えているのだ!!
オバちゃんのその度の強そうな分厚いメガネは「僕に似た人」と僕を判別できないのだ。

「じゃあ、今日はシーフードカレーで!」

めんどくさいので、その別人のふりをして「じゃあ」という要らぬ言葉を付け足した。
別に別人になりすましたとしても何の害があるのだ。ここはオバちゃんの気が済むように別人のママでいるのが思いやりというものではないか?

そして、しばらくしてナンとシーフードカレーが運ばれてきた。ここのカレーは量が多い。しかもホントに美味い。なのでいつもナンが足りなくなるなったのを思い出した。

いやぁ、4年ぶりに来たけどやっぱり美味いなぁ、、
そう思いながら機嫌よく食べていたら、オバちゃんが耳元に来てこう囁くのだ。

「今日はな、日曜日やし、ナンもう一枚サービスするで!」

それはお得意さんにだけかける秘密のささやきだ。

「えっ、いいの?」僕もささやくように言う。
「じゃあ」と言って人差し指を立てて「1」を表現した。

そして心の中でこう感謝した。

「ドッペンゲンガー君ありがとう!!」

と。


王将な人

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会社の同僚であったHはお昼になると、

「王将いこか~!」

とよく言ったものだ。

会社から歩いて5分ほどの王将は小じんまりした店で、カウンタ
ーに5.6人ほどとテーブルが3つぐらいであった。
おやじが一人でやっていたその店は、時々子ゴキがうろうろしていたが、そんなことおやじにはお構いなしであった。

Hはいつも「餃子セット」を注文し、そしてお店を出てしばらくすると

「やっぱ、まずいなぁ、、」

と言うのだ。
そうか、と思い、また何日かすると、

「王将行こうでぇ~」

と来る。
はて、この方の頭の構造はどうなっているのか?
などと考えてはいけない。

「そういうものだ」

と諦める気持ちで考えるしかない、、
でもだ、一度、Hに

「何で王将そんなに行くの?」

と聞いたことがある、、Hは怪訝そうにこちらを見て

「そら、好きやから、やろ」

何を聞いとんねん、当たり前やろ、と言わんばかりだ。
そうか、、深く考えんとこ、、、

だってオレも好きなんだもん。