「 雑文 」一覧

DNAの成せるワザ

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若い頃から「お前、◯◯と似てるなぁ」と言われたことは何回かあった。しかしそれはあくまでも「似ている」という程度であり、まさかこの世の中に自分と「瓜二つ」の人間が存在するようになる、という事は想像だにしなかった。

それがだ、うちの息子の外見は、年を追うごとに僕に似てくる様になり(偏屈な性格は子供の時から似てたのだよ w)、義理の妹が自分の息子の授業参観に行き、ついでにうちの息子のクラスを覗いた時に「お兄ちゃんがおるんかと思った」というぐらい似てたわぁ、と言われたことがあった。「そんなバナナ、、オレがおったら笑うやろ~」とその時は冗談で返したのだが、最近はみんなに「瓜二つ」だと言われるようになってきた。

恐るべしDNAの成せる技。

しかも身長も同じぐらいになってきたし、おいらも身体を絞ってるので体格までもがそっくりになってきた。嫁からしたらこのパンツが旦那のものか、息子のものか、まったく分からない状態である。

もしかして、息子のフリして高校で授業受けても分からんかも・・・
なんて夢想しているのだが、さすがにそれは無いわな(笑)。

しかしだ、、そんなDNAの成せる技にも限界があったようだ。

唯一おいらと似てないなぁ、、と明らかな点。

それは「息子が勉強が良くできる」ことだ。

こらっ!DNA!えぇかげんにせぇ!!

P.S.
写真は運動会で「陸上ボート」というやつの中でダンスを踊っているところでありんす。


個人のWEBサイトを何で作ればいいのか?考えをまとめてみた

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「ホームページを持ちたい(作りたい)ねんけど、どうすればいいかな?」

良く聞かれるのだが一概には答えられない質問である。

どのような「形」を目指しているのか?に寄ってそれは大きく変わって来る。

  • 更新はあまりしないが名刺代わりとして持っていたい
  • 自分のスケジュールだけ更新したい
  • ブログのように自分の現在の状況を常に発信したい

たとえ更新をしなくても「名刺代わり」でWEBサイトを持つことの意味は大きい。

最近は例えばストリートで演奏しているバンドの歌声を聞いて「いいなぁ」と思ったら、その名前をGoogleで検索してみてそのバンドの情報を得る、というのが当たり前になってきている。そう言った「断片的な情報」を元にしっかりした情報を得るための情報源としてはWEBサイトがあるというのは、情報を発信したいと言う人にとっては必要不可欠のものになっているのだ。

どんな作り方があるのか?

今の僕が提案できるのは以下の様な方法。

  • 完全手作りのWEBサイト
  • WordPress(CMS プラットフォーム)を使ったWEBサイト
  • Wix、Jimdoなどの簡易WEBサイト作成サイトを使ったWEBサイト
  • Ameblo、FC2などのブログを使ったWEBサイト

それぞれにメリット、デメリットはあるが、それは自分がこんな情報をこういう風に発信したい、という事を示すことが出来れば自ずと作り方は決まってくるのだと思われる。

もちろん初期投資としての金額やランニングコストなども視野にいれるべき内容である。

ではそれぞれにその内容を説明していく。

完全手作りのWEBサイト

これは一から手作りなので自由度も高い分、作成時間もかかってしまう。
ただしクリエイターはある程度の雛形も持っているだろうから、雛形を沢山持っている人ほど作成時間は早いし綺麗なものができてくる(可能性が高い)。まぁ雛形に合わないデザインだとそれも一からになるのでやはり時間はかかるだろうね。

で、時間がかかるってことはお金もかかる、、これ常識。
せっかく作るんだからかっこいいデザインが良いやろし、画面の操作もエレガントな方が良い。

そうなるとどんどんコストが・・・・(汗)

それと最近はスマホ対応なサイトがほぼ必要条件となっている。
スマホでもスマホなりにきちんと綺麗に見えなければならない、、つまりレスポンシブデザインを使って作られているか、ということ。
古い作り方のウェブサイトは「PC用」だけに作られていて、スマホで見てもPCと同じデザインになっている。しかしレスポンシブデザインのWEBサイトはPCで見れば「PC用」スマホで見れば「スマホ用」のデザインになるのだ。

ちょっと難しくなったが、「完全手作りのWEBサイト」はその辺りのことを作る人が意識しなければならない方法、であることを覚えておいて欲しい。

WordPress(CMS プラットフォーム)を使ったWEBサイト

今や隆盛を極めているWordPressであるが、このツールは基本的に「始まりはブログ」であった、ことを最初に言っておきたい。

これは後述するAmeblo、FC2などのブログサイトの様に素人であってもテンプレートを選択し、あるいはテンプレートを少し改変するだけで自分のブログサイトを持つことが出来、記事を投稿できる様な仕組みが最初から組み込まれている。

この意義は大きい。

ではAmeblo、FC2などとは何が違うのか?

WordPressというのは例えば自分のサーバーや借りているレンタルサーバー(Lolipopなど含む)に気軽に導入することが出来るのである。この「自分の」というのが大きい。Ameblo、FC2などはあくまでもその運営会社のサイトの一部であり自分のサイトではない。なので「明日からAmebloやめます」と言われても文句は言えないのよね、、、またテンプレートの数もWordPressなら桁違いに多いし、しかもデザインが秀逸!!カスタマイズもかなり出来たりする。

それとこのWordPress、近頃ではブログとしてではなく、いわゆるホームページとして使われることが多くなってきたようだ。何故ならそのデザイン改変の容易さから「従来のホームページの様に見せる」ことが可能なテンプレートが出てきたからである。

なのでWEBサイト作成者はどんなテンプレートにするか、を選んでそれを元に画像を変更したり、色合いを変えたりフォントを変えたりとカスタマイズしていき思った通りのWEBサイトを構築していく。
このテンプレートという制約はあるものの(つまり骨組みは一緒)、それなりの美しいWEBサイトを構築できるのです。

また何より、このWordPressのテンプレートは最初からレスポンシブデザインは組み込まれているので、作成者が悩んでレスポンシブデザインを組み込む、という技術的必要度はかなり薄くなる(デザインの良し悪しはあるが)。

Wix、Jimdoなどの簡易WEBサイト作成サイトを使ったWEBサイト

さて最近(と言っても3,4年経つかな・・・)目立っているのがWixやJimdoなどのWEBサイト作成サイト。ブラウザー上でワープロ的にデザインできて、それを保存したらそのままWEBサイトになる、というスグレもの。

僕も何個か両方で作ったサイトを管理しているが、確かに作るのも楽だし、管理も楽。

テンプレートもかなりあるので、それを元にすれば作るのはある程度のスキルを持っていれば「それなりの」WEBサイトを作成できる。問い合わせなどのページも当然作ることが出来るし、写真のギャラリーなども簡単に作れちゃう。
簡単に言うとテンプレートを選択し、画面に表示。あとは文字を変えるとか、ツールを使ってボタンを貼り付けるとか線を引くとか、、
しかし残念なことにテーブルみたいなのは作れなかったかな、、、

しかし制約が多いので「こういうことがしたい」と言うのがツールに無ければ「無理」ということになる。

そして何よりエンドユーザーに修正できるか、というと恐らくブログの更新などよりも敷居が高い。
かなりの「コツ」と「ワザ」がいるのだ。
また僕ら作成者からしてもメンテナンスしていこうとしたらとっても面倒くさいことをしなければならないことも多い。

WixやJimdoはブログとかいうツールもあるので当然ブログ風のものは作れちゃうんだけど、あくまでも「風」でありブログの様なデータベースでちゃんと管理してあるものじゃないので、後々の更新や検索に支障がでるだろう、、なので「あまり更新しない」というサイトなら良いかもしれない。

Ameblo、FC2などのブログを使ったWEBサイト

これはもう説明は不要だと思うが、今でももっとも隆盛を誇っているブログサイトである。

個人的にはFC2の方が「余計なチャラチャラ」が付いてないので好きなのであるが、Amebloの方が圧倒的に使っている人が多いし、おそらくSEO対策やリンク、お友達などの機能が充実していて横のつながり、縦のつながりの点でもっとも優秀なのがAmebloと言える。

なのでブログをAmebloでやっている人は多い(特に商売でやってる人)。

更新をとにかく行いたい、という人であればAmebloなんかで良いと思う。

そういう「情報発信」はセルフブランディングとしては抜群の効果を発揮するからである。

しかしブログの難点は「情報が流れていく」ということ。
もちろん書いてることを遡って行ったり、カテゴリーをクリックしたら前のものが読めるんだけど、どうしても「最新のものがその人への入り口」になってしまうキライがある。これはブログという特質上どうしても仕方がないだろう。

また無料のブログでは更新しなかったら広告が一番最初に表示される、という仕様になっているので、常に更新を続けておかなければならない、という事態になるし、無料のブログがその人の「名刺代わり」という感覚は普通は無い。なので望ましいのは「名刺代わりのオフィシャルサイト」があってその更新部分は「ブログ」に任せる、という方法が一番すっきりする。

やはり「ブログだけ」ってのは役不足なのかもしれない。

まとめ

で、大まかだけど高い(◎)、そこそこ(◯)、ちょっと低い(△)、低い(X)で作表してみると

機能 手作り(HTML) WordPress Wix、Jimdo Ameblo、FC2
作成しやすさ
サイトの信頼度
変わらないサイト
投稿しやすさ
柔軟な対応
セキュリティ面

こんな感じでしょうか?
別に評価ポイントがあればまた追加するとして・・・

いろいろ書いてみましたが、簡単に決められないのが厄介なところ。

でもWordPressを多少なりとも触れるのであればWordPressを使って作るのが良いんじゃないか、と最近とみにそう思います。まぁ勝ち馬に乗る、っていうこともありますが、すべての点に置いて及第点を超えるだろうとおもえますのでやはり無難ですね。

なのでしっかりWordPressを勉強して作るか、WordPressを使えるデザイナーさんに仕事をお願いしましょう!!

【追記】
この記事をアップしたところWordPressはセキュリティの面をしっかりと考えておかないといけないので、しっかりメンテナンスする必要がある。というご指摘を頂いた。

なるほど、その辺りよく考えておりませんでした。
調べてみるとこのサイトを見てください。

WordPressのセキュリティ対策でしておくべき11の項目

これによると

WordPressは、オープンソースで最も有名なコンテンツマネジメントシステムです。
ですが、オープンソースなので、脆弱性が発見されやすく、ハッカーの標的になりやすい。といった特徴もあります。
その為、WordPressを利用しているサイト運営者は、セキュリティ上の問題を決して軽視せず、自ら対策を講じなければなりません。

とあります。
まさにその通りですね。
なので少なくともWordPressを使う限りはここに書いてある11の項目はきちんとすべきです。

また、指摘してくれた人はそれゆえJimdoを使ってはるらしい、、なるへそ。。


オムロン「家族目線」

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会社にオムロンからDMが届いたので「何かな?」と思ってあけてみた。

「家族目線」というカメラらしい。

カメラという点ではさほど珍しくないが、、

・SDKで開発できる
・安価(3万円ぐらい)
・スマホなどのアプリが用意されている

という点で「買ってテストしたい」と思ってしまった。
でFBに以下の文章で投稿してみた。

僕の知り合いにも何人かいるが、自分の両親がボケ始めてきて、しかも自分とは違う所に住んでいる場合こういうカメラで離れたところから「何をやっているか」を確認出来るのはこれから必須になってくるんだろうなぁ、、としみじみ。
これだと、自分の持っているスマホでその様子を見れる、ということで(どうやってるんだろう??)、言ってしまえばいつでも行動を覗こうと思えば覗けるので、プライバシーも問題はでてくるだろうけど、それとトレードオフで「安心」を得ることができる。
もちろん家の監視カメラとしても使うことができる(と思う)ので、うちの事務所とかでも試しで入れてみようかと検討中。。
3万円でプログラム開発用のSDKも提供されてるらしいので、かなり心が動く、、というより疼くわけです、、(笑)

すると同級生から以下の様な指摘をうけた

・かなりのボケの人には使えない
・ボケてない人からしたら「監視されてる」と思われ使いにくい
・異常があっても直ぐに駆けつけられない
・それだったらALSOKとかのサービスの方が良い

と中々散々だ。
確かにプライバシーの問題もあるので、カメラというのは使い方は慎重にしなくてはならないのは確か。
ただし、プライバシーを犠牲にしてまでも設置したほうが良い、と思う場面も昨今では多いはず。

まずは会社のオフィスに導入して試してみるか、、だな。


大阪高低差学会に参加した(後編)

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「枚方中学校といえば、中学の時に試合行ったよね?」

何人かの野球部員だった友達に聞いてみたが、誰も覚えておらず、、、
確かにここに来た。そして相手の一学年上にピッチャーとすごく仲良くなった覚えがあるのよね、、、僕たちは彼のことを「ノーコンピッチャー」と呼んでたけど、めちゃくちゃフレンドリーに接してくれた。

枚方四中だった僕達の封建的な先輩後輩制度とは大違いだ。

なんで俺達のクラブはあぁだったんだろう・・・・
と思いながらこの坂を下っていた。
これもかなりきつい坂道だ。
ということは枚方中学は少し高台を水平に削って作られたんじゃないか?
そんな風に想像できる。

そう言えば枚方四中もまわりの道路よりも一段高いところに運動場があり、そして校舎はそれよりもさらに高い所に位置している。
運動場を見下ろすかの様だ。

そしてこの坂を降りたら、そこには「スリバチ池」が顔を表した。
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ぐるりを坂に囲まれた公園の中心に池がある。
この池の本名は「坊主池」というらしいが由来は知らない。

そして公園自体がスリバチ状になっている、というのは意外な環境をそこに作り出しているのだ。ここには「イキイキした子供たちがいる」のである。

「ガケのガキ」

ガケのガキ
その公園の名前は「坊主池公園」。 枚方市駅から歩いて15分とかからない所に位置する公園である。 大阪高低差学会の春のフィールドワ...

こんな住宅街の中にオアシスのようなところがある、というのは幸運としか言いようがない。

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それからこの写真ではわかりにくいが、僕たちは「細すぎ尾根」に入っていった。
ただぼんやりと歩いていた時はなかなか気づきにくいものであるが、右を見て、左を見ると、その「道」は両方がガケか坂になっており街の中に悠然と現れたまさに「尾根」なのであった。

もうここを歩いている時にはほとんどトランス状態!!(笑)

もちろん山などでは尾根を歩くというのは珍しくないが、街の中で尾根を歩く、という経験は実に稀なものだと言えるのではないか、、、しかもその道幅は2mぐらいか、、、

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そしてこの「細すぎ尾根」の先端にはこの配水場がある。
またこの配水場の横には鷹塚山遺跡があり、この遺跡から発掘された「銅製小型圏文鏡」はとても珍しいものであると、歴史の先生が言っておられました。

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そしてフィナーレを告げるのは、この網目模様を配したガケ。

今回の「大阪高低差学会・2016 春のフィールドワーク・御殿山〜枚方」のワッペンのデザインともなっているこのガケは元のガケの形に沿って美しく変形しており、見るものを圧倒させるものである、、、と今回一日高低差学会に参加させてもらい、その感覚が理解できた。

そしてみんなでわいわい喋りながら歩くこの工程はとっても楽しいものでした。

「機会があれば香里ケ丘なんかも面白いですよ!」と僕は主催者のSさんに言ったものである。


大阪高低差学会に参加した(中編)

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フェンスの前に立って多くの人が向こうの景色を見たり、下を覗いたり、写真を撮っているのが分かるだろうか?
これは何をやっているのかというと、台地状になっている土地とその下に位置している住宅街、それを分断している崖の狭間に立って、その高低差を楽しんでいるのである。

わかるかな?これが「楽しい」のが、、、

分かる人にはわかるが、分からない人には100年経ってもわからないだろう(笑)。

この様な地形がどうやって出来たのか?
歴史に詳しい先生に聞いてみると、

「土地が隆起したんだと思います」

とのことでした。
この1kmぐらい先には淀川が流れており、僕はその流れがこの土地を形作るのに何らかの影響を与えているのじゃないか?と考えていたのですが、果たしてどうなんでしょうか?

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これは禁野本町遺跡の説明。
この辺り(台地の上周辺)は平安時代には天皇のお狩場であり、また古墳時代の遺跡なども多数発掘されており、つまりはその時代からこの地形は存在していた、ことになります。

また旧陸軍禁野火薬倉庫跡もこの当たりにあった、というのはどういうわけなのでしょうか?
この様な言わば目立つ場所にわざわざ作る必要も無いと思うのですが、、まぁ当時(昭和初期)のこの辺りの状況は良くわかりませんが、もしかしてこの台地の下は既に住宅地となっていて「火薬倉庫」の様な危険なものをそれらの住宅と隔離するためにここに作ったのかもしれませんね、、、

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百済寺跡の碑。
百済王神社の階段を登って行くと、神社とその横に広場がある。
そこにこの「百済寺」の碑がある。

百済王神社に百済寺の碑。

同じ百済なんだけど、お寺が無くなって神社が残った、ということなのか、、、?

また、そこから宮之阪の方にまわって禁野橋を通って天の川を渡る。
そして市役所前から岡東町の古い町並みの中に入って行くともう一つの「百済王神社」の鳥居が出てくる。

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しかしこの鳥居の先には神社らしき立派なものは無く、言葉は悪いが掘っ立て小屋みたいな建物がそこにあるだけだった。
この2つの関係は何なのだろうか?
これは後の課題としてまた調べることにしよう、、、

さてそこから「枚方の直ぐ近くにもこんな町並みがあるのか?」という様な田舎の建物が並び、そこをぞろぞろ歩いて行くとついに出てくる

「ちょっといい階段」

がこの写真である。
う~ん、写真じゃなかなか「いい具合」が分からないけど、いいんです、ちょっとね(笑)

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この「岡東町」や「大垣内町」などは地名は知っているのだが、僕たち香里ヶ丘に住んでいたものとしては詳しく知らないし、通ったこと無いところだっていっぱいあった。

自分が「知っているはず」だったところが実は全く知らなかったという「新たな発見」は逆に僕たちをワクワクさせてくれたのであった。

「大阪高低差学会・2016 春のフィールドワーク・御殿山〜枚方」
http://osakakoteisa.blog.fc2.com/blog-entry-36.html


大阪高低差学会に参加した(前編)

「大阪高低差学会・2016 春のフィールドワーク『御殿山と枚方の凸凹地形散歩』」に参加した。

「大阪高低差学会に参加するねん」
というと
「ん?それって何をする学会?」
何人もの人にそう聞かれた。

聞かれる度に懇切丁寧に教えてあげるのであるが、教えても全く理解できない人が何人もいた。
理解できない人は異口同音に「それって何が面白いの?」と尋ねてくる。
その「面白さ」はたぶん口で言ってもわからないやろうし、ましてや参加してもわからないだろうなぁ、、、

ともあれ、、

枚方市駅のとなり、御殿山駅を降りてロータリーの方へ向かう。
少し時間が早かったのでまだ人はまばらだったが、集合時間が近づくにつれ、多くの人で溢れ道をかなりの幅で占拠するぐらいに膨らんだのであった。

「こんなに人気あるんやなぁ、、、」

これが僕の第一印象であった。

そして諸々の説明があってその総勢70人ぐらいの人たちがぞろぞろと歩き始めた。
御殿山から少し行ったところでまずはこんな上り坂が出現した。

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御殿山神社(駅の由来となった山)へと続く道は、気にしないで歩いていたら「ただの坂道」または「ただの階段」なのであるが、この道は鳥瞰図的に見ると巨大な台地へ続く登り口、だと言うことがわかる。
僕たちはこの台地の縁を歩いたり、また再び台地へと登っていく道をひたすら登ったりして地形の原型を頭に思い浮かべて行ったのであった。

そしてこの階段を見てください。
これは会が作った地図では「グレートな階段」と名付けられているもので多くの人がここに足を止めて、そのグレートさを味わっていたのでした。

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そしてフィールドワーク最大の上り坂である「グレートな自転車坂」の写真がこれである。

この坂道は禁野弾薬庫跡であった台地へと続く道です。説明では過去にこの弾薬庫で大爆発が起きたことなどの説明を受けながら、この坂道をヒーヒー言いながら登って行きました。

また「禁野」と言うのは昔、天皇や貴族などの狩場があったところらしく(一般の人が狩りを禁じられた場所というところから)、ここ枚方や交野は「樟葉宮」という都から近かったこともあり、そう言う「場所」となったのだと思われます。

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ちなみにこの自転車坂、同級生の子ども達が3年間ここを登って学校に通ったという話を聞きました。
「自転車坂」というのはどういう経緯でその名前が付けられたのかは知りませんが、普通のおっちゃんおばちゃんでは自転車に乗りながら登って行くのは不可能なぐらいの角度と距離がある。
でもきっと中学生・高校生なら意地でも自転車を降りずに登っていったのだろうと想像できる。
そんな子ども達も「グレイトな子ども達」って言ってあげて良いかもしれません。

「大阪高低差学会・2016 春のフィールドワーク・御殿山〜枚方」
http://osakakoteisa.blog.fc2.com/blog-entry-36.html


ガケのガキ

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その公園の名前は「坊主池公園」。
枚方市駅から歩いて15分とかからない所に位置する公園である。
大阪高低差学会の春のフィールドワーク「御殿山と枚方の凸凹地形散歩」でここを訪れた時に懐かしい気持ちになったのは僕だけではあるまい。

そう言えば大阪高低差学会の地図には「スリバチ池」とだけ記されていたこの場所はスリバチ池(本当は坊主池)をスリバチの中心であり、底に据えた公園となっているのだ。
そしてこの写真の崖はスリバチの側面に位置していて、ガキたちはこの斜面を居間まさに駆け下りようとしているところなのです。

そんな姿を見ていると改めて「ガケって必要だよなぁ、、」とつくづく思う。子供の頃はガケを駆け上ったり、滑り降りたり、はたまたそこに穴をほったり、何かを埋めたり、秘密基地を作ったりとガケが一つ有っただけでいろんな遊びの空間がそこにはあった。

そう考えると僕が住んでいた香里ヶ丘というのは「丘」という名称が付くだけ有って沢山のガケがそこら中にあり、そのガケたちが「地形」というものに含みや余白を持たせるものとなり、平地は無い味わいをそこに醸しだしているのだと思うのである。

そんな過去のたおやかな記憶をこのガケのガキ達は蘇らせてくれたのであった。


巨大防波堤は要るのか?

今朝の朝日新聞WEB版からこんなタイトルが流れてきた。

「594か所の総延長400キロ 防潮堤、東北で計画着々」
http://www.asahi.com/articles/ASJ2L4SF2J2LUQIP01S.html

岩手、宮城、福島の沿岸594カ所で、防潮堤の建設や再整備の計画がある。その総延長は、約400キロに及ぶ。

らしい。
400キロといえば大阪から静岡の富士市ぐらいまでの距離である。
そんな長い距離(繋がってるワケじゃない)に延々と防波堤が築かれるのだ。

本当に必要なのか?

これには少なくとも僕らの税金も沢山使われているので言う権利はあるだろう、、この様な防波堤、本当に必要なのだろうか?

記事の中でもあるように、この地域に住んでいる人の住宅はもう少し高台にある場所に移転されつつあるらしい。この中にも税金がかなり投下されているはずなのですが、少なくともそれについては「良し」としていいと思う。

じゃあ、、この巨大な防波堤はいらんじゃないか・・・

となるのだが、恐らく住宅以外の店舗や工場・倉庫などはこの堤防の内側に新たに建設されるのだろうと思われる。たぶんこの内側は更地に近いものになるだろうから、それらの巨大施設を建てるのにはむしろ好都合な場所といえる。

つまり人はすまないけど、人はいる場所、と言うことになる。
なので「ここに防波堤は必要なのだ」という論理になってもなんら不思議ではない。

が、しかし、、本当に住民がそれを欲しているのか?

という疑問が残る。
記事にも書いてあるが、この防波堤によって今まで見えていた風景が無くなるのである。
自分たちが生まれてからずっと見てきた景色が一変するのである。

それでも「ここに住みたい」「ここはいい街だ」と思うのだろうか?

津波が来る場所は?

良くわからないんだけど、確かに今回防波堤を築くところというのは、前回の大地震で津波に襲われた場所、なのだろう。そしてその場所は「またやってくる可能性がある」場所なのだろう。

でもそこだけか?これから津波に襲われそうな場所は無いのか?

話はちょっと飛ぶが、神奈川県藤沢市に宿泊した時に江ノ島までジョギングしたことがある。藤沢はそれほどでもないのだが、海に近づくにしたがって、サーフィンショップがあったり、釣りのお店があったりと雰囲気が「海の街」になっていくのが何だか心地よいのだ。

そしてそこらにある街の名称を目にするたびにサザンオールスターズの歌詞を口ずさみたくなりジョギングも俄然楽しくなってきた事を覚えている。
しかし、ところどころにある電柱にはこんな風に記された看板が下がっているのであった。

「ここは海抜1.2mです」

この辺りは海抜1.2mしかないのか、と思うと同時にもし津波がやって来たらここら一帯にある家々は完全に流されてしまうに違いない、、とも。

そう、日本は島国なので「こんな場所」はどこにでもある。
もちろん僕が住む大阪にだって。

そこには巨大防波堤は要らないのか?と聞かれれば「津波が来るんだったら要るでしょう」と答えるしかないのだ。

でもそんな風にしたら日本全国防波堤だらけになってしまう。

それでいいのか?

僕の好きな湘南海岸が防波堤で見えなくなったらどれだけ魅力の無い海岸になってしまうだろう。
江ノ島あたりからぐるっと海岸線がくねって、そのはるか先には富士山が見える。その海岸線がすべてコンクリートで覆われてしまったとしたら人は何て傲慢なのだろう、、と多くの人が嘆くことだろう。。


「がん細胞が死滅するのは39℃台」は事実なのか?

Facebookのタイムラインに流れてきてちょっと気になったものがありまして、、、

タイトルは

「我が家は『インフルエンザの予防接種』はしません」

というもの。
これは僕のポリシーと合致します。
予防接種をしないと自分はえぇけど他の人に迷惑をかける、、という人もいますが、それはちょっとナーバスすぎかと思われますな。
インフルエンザにかかって、それで会社や学校に行ったら「迷惑をかける」ですけどね。

で、このタイトルのブログはこれです。
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/62f68ece2bd0140b5400903cff826da2

この中には恐るべきことが書いてありました。

それは

「がん細胞が増殖するのは35℃台。
がん細胞が死滅するのは39℃台。
今は低体温の人が多いから、がん細胞にとったらウハウハなのだ。

年に1度、インフルエンザにかかって39度の高熱が出るということは、年に1度、身体を浄化してくれるということになる。
そう考えれば有り難い症状なのである。」

まじか、、、

この「がん細胞が死滅するのは39℃台」と言うのは何を根拠にされているのか、、、。
確かに風邪をひいたときとかインフルエンザで熱が高くなるのは、熱を上げる事によって細菌と戦う力を強くするとか、ウイルスを弱らせるとか言うのは事実だと思います。

参考:免疫をになう細胞「マクロファージ」が体温で活発になる仕組みを解明
http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2012/04/-trpm2.html

しかし「がん細胞が死滅するのは39℃台」というのはあまりにも行き過ぎの感が否めません。

何を根拠にしているのか出典を遡ってみるとどうもここのようです。

「自然免疫を高める成分の発見」真実を探すブログ
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-195.html

怪しいですねぇ、、実に。
この中で引用されているURLはこれです
http://emx358.blog60.fc2.com/page-1.html

が、しかしもうここには論文はありませんし、プロバイダーは「fc2.com」となっていますのでこれは一般人のブログだった可能性が大です。
そんな論文を引用して「がん細胞が死滅するのは39℃台」と言い切っていいのでしょうか?

たぶん、医者とか癌になった方から猛烈な抗議が来るでしょうね。
でも信じてしまう人がいるのは少なくないはずです。だって「何となく」「あり得る」と感じるからです。
全否定するだけの根拠も無いし、事実風邪などのウイルスはその範疇に含まれる可能性が高いからです。

でもこれは明らかにデマだと思います。


謎のチョコレート白化現象

写真 2016-01-28 15 46 25

常食しているガーナチョコブラック。
ときどきこの様な「白化」したチョコレートに当たる。
通常のガーナチョコブラックはもっと濃い茶色をしているのだが、何故かしら(古いから?乾燥してるから?)その表面が白くなっているのでありました。

でもね、、、

こうなってからが美味いのよん!!

茶色いままだとちょっと甘ったるい(もちろんブラックなのでミルクと比べれば甘み抑えめ)感じがするのだが、白化したものは独特の歯ごたえ(パリッ度アップ)の上に味に深みがでて本当に美味しくなるのです、、、まじで。
なんでなの??誰か共鳴してくれる人いる?(笑)

【追記】
これは一度チョコレート内の脂肪分が溶けて(たぶん熱気で)、その後また固まるからこうなるそうです。
この現象は「ファットブルーム現象」って言うらしいです。
チョコレートの風味とかは落ちるけど、食べてもまったく支障はないらしいね。

でも!!かなり僕の周りでは評判が悪く、「美味しくない」という人が多いな~(苦笑)