映画「八日目の蝉」を観た

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Amazonプライムで「八日目の蝉」を観た。
あれはちょうどシステムの打ち合わせで小豆島のゴルフ場に行った時のこと。
島のあちらこちらにこのポスターが貼ってあったのを覚えている。
その時は「へぇ、、小豆島が舞台になってるんや・・・」とだけ思ったかな、、でもこのポスターはかなりのインパクトがあった。かなり「好き」な部類に入るボスターではあるが、ちょっとあらすじを見て、その「重さ」に引いてしまった。

「子どもを誘拐し、4歳になるまで育てた誘拐犯のお話」、、だからである。

主題としては重すぎるし、そこには絶望(誘拐した方も、された方も)しかないし、想像できない。
もう救いようのないお話である。

とその時はそう思った。
しかし、どうしても「見たい」と思ったのはやはりこのポスターのおかげであろう。

救いようのないお話。

のはずだったのだが、、なぜか物語が進んでいくうちに不思議なことに救われて行く自分がいるのだ。
人に愛される、というのはどういうことなのか。そして人を愛す、というのは何故なんだろうか。
そんな二人の物語を織り込みながら、やがて二つの心は引き離されることになる。

それが良かったのか、悪かったのか、、

八日目の蝉。
永作博美と井上真央の表情や仕草が未だに心に焼き付いて離れないのは、物語もさる事ながら二人の演技が僕の心にくさびを打ったからなのだろう、、、しばらくは虜になるがままにしておくことにしよう。

「セミは7日で死んじゃうんだよね、だったら8日めに一人残されるセミって、とっても寂しいよね」

「でもね、8日目に何か新しいこと、みんなが知らないことを知ることができるんだよ」

こんな(正確ではないが)会話があった。

「八日目の蝉」というのは一体何のことなのか?
観てみる価値は十分にある映画だと思う。

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