気になることがあったのでメモ代わりに。
「東京都神社庁」なるものが存在している。WEBサイトの冒頭に「東京都神社庁とは東京都内にある1398の神社を包括している組織です」とある。つまりは東京にある神社の総意を束ねている組織、なのでしょうなぁ、、
そんな「組織」がこんな事を言うてはります。
誇りある日本を目指して『憲法改正を推進します』
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/kenpou/index.html
神社というのはそういう組織なのか?
毎年初詣にだけは行ってるのだが、この様な事を「推進」する組織に対してお参りに僕たちは行ってるのかな?
なんだか、違和感を感じますね。
その違和感を山崎雅弘さんがTwitterで解説してくれています。
東京都神社庁が「憲法改正運動を推進する宣言」で書く「現憲法の制定時に失われた日本国としての普遍的な意志」という決めつけは、戦後の日本の歩みと繁栄を全否定するものだが、自国を滅亡寸前に追い込んだ国家神道時代への反省は微塵も見られない。 pic.twitter.com/qVbM3D7m59
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2016, 1月 5
東京都神社庁の言う「建国以来守り受け継いで来た伝統精神」や「正しい国民精神が涵養される麗しい日本の国柄」などの概念は、どれも『国体の本義』などで示された戦前の国体思想の焼き直しでしかない。国を滅亡寸前に追い込んだ時代への反省がないまま、戦前の国家神道への回帰を彼らは目指している。
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2016, 1月 5
神社本庁や東京都神社庁など、戦前戦中の国家神道時代の「栄華」を今も忘れられない宗教的政治勢力は、組織名に「庁」と付けることで、あたかも公的機関のような特権的地位を受け手に印象づけているが、国家神道の暴走が国を実質的に滅ぼしかけ、大勢の自国民と他国民を死なせたという歴史は無視する。
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2016, 1月 5
日本が70年前の夏に悲惨な敗北を喫し、国の主権を外国に奪われ、天皇の存続も危機に晒された歴史は、戦前戦中の国家神道が教えた「建国以来守り受け継いで来た伝統精神」や「正しい国民精神が涵養される麗しい日本の国柄」などの概念がすべて錯覚に過ぎず、亡国の思考だったことを後世に教えている。
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2016, 1月 5
神社本庁や東京都神社庁は、70年前の夏に喫した悲惨な敗戦における自分たち(神社界)の責任には一切目を向けず、逆に「占領軍の不当な干渉で被害を被った被害者」という立場で議論をスタートさせる。大勢の自国民の死に関わる責任をとらず、組織の利益を追求するために現行憲法の破棄を訴えている。
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2016, 1月 5