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精霊の守り人

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この連休の3日間眠たい目をこすりながらも観てしまったアニメ「精霊の守り人」。Amazonプライムで第一話をチラッと見てしまったばっかりに二十六話までついつい面白くって。。。

観たきっかけはこの間綾瀬はるか主演で実写版があって「面白そう」と思ったのだけどすっかり忘れておりまして、、Amazonプライムを見たらアニメ版があったのですなぁ、、これが。

まぁしかし、こういうファンタジーというのは観終わってもなんかこう未だに自分が物語のなかにいるような、そんなフワフワした感じが残りますよね~

なんか「バルサロス」って感じでありんす・・・(笑)


『舟を編む』を観た

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『舟を編む』をアマゾンプライムで観ました。

松田龍平演じる「冴えない営業マン」馬締光也は、ひょんなことから辞書の編集部へと移動になる。

世渡りがヘタで、人付き合いが苦手、趣味といえば本を読むこと。そんな彼が就職したのはとある出版社なのだが、そこに配属されたのは本屋回りの営業。しかし「そんな」彼のことなので営業など上手く行くわけがなく、ダメ社員というレッテルが貼られてしまうのは想像に難くない。

そんな彼のものとに一人の社員がやってくる。

辞書編集部の社員で、加藤剛演ずる辞書作りの先生の片腕となっていた荒木公平(小林薫)だ。しかしその荒木公平は定年を迎え妻の介護に専念するため新しい辞書「大航海」の編纂に携わることができなくなり、自分の代わりを探していたのである。そして、そこから馬締光也は「自分の天職」とも言える辞書の編纂の仕事に突き進んでいくのであった・・・。

人生の中で「天職」というものを見つけられるほど幸せなものはないかもしれない。僕はそう思っている。そして今でも「自分の天職とはなんだろうか、、、」と思い続けている。
それはもしかしてこれから20年後振り返ってみて「あぁ、あれが天職だったんだ」となるかもしれないし、、明日人が訪ねてきて「これお願いできないかなぁ~」というものが天職になるかもしれない。

人はそれぞれ違う。
それは例えば偏差値という物差しだけでは測れるものではないし、測ってはならないものだ。
だから常にアンテナを張り、北へ行けと言われたら行けるだけ行ってみるし、南で面白いものがあると言われたら、どれどれどんなんやろなぁ、と立ち寄ったりする。

そんな風にして自分に合ったものがないかと常にマッチング作業を繰り返していかねばならないのだ。

「これから就職する人に観て欲しい映画」と何人かがコメントで書いていたが、たしかにそうだと思う。

新人社員は何人かが同時に同じスタートラインからスタートをきる。最初の白線は横一列であるが、その後は並んで走るわけにはいかない。誰もがそれぞれの力量で前へ進むのであるが、時には脇道に逸れるものがいてもいいし、ぜんぜん違う方向へ進むのでも良い。みんなが「同じ方向を目指す」という必要は何もないし、自分の個性を活かせるようなそんな場所を作ったら(作れたら)良いのではないかと思う。

この映画はそんな「自分の場所」を冴えないサラリーマンだった一人の人間が作り上げていく作品だ。

なのでこれから就職する人にはやっぱり観て欲しい。
みんな違っていいのだと。

『舟を編む』


映画「しあわせのかおり」を観た

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金沢の港町にある中華料理店「小上海飯店」。
そこには地元にしっかりと根づいた、とってもとっても美味しい料理を出してくれるお店。

その店の人気料理である「シュウマイ」目玉にしてデパートに商品を出展させようと画策すべく店に派遣されたのが母子家庭で一生懸命子どもを育てている中谷美紀演じる山下貴子。

オーナーであり料理人でもある藤竜也演じる王(ワン)さんは最初、自分の料理も食べたないで出店の営業を勧めてくる貴子をけんもほろろに追い返す。そんな貴子が王さんの料理を食べ、その魅力、美味しさに惹かれていく姿に王さんも

「次は何をこの人に食べさそうかなぁ」

と思い始めてくる。
そして物語は大きな岐路を迎える。
料理場に立つことになった貴子、後ろで自分の技を懇切丁寧に教えこむ王さん。
その見た目にも美しい料理は物語と共に観るものの心を釘付けにして一瞬の一瞬にときめきを与えてくれるのであった。

この映画の見どころはやはり中谷美紀である。
テレビ「仁」でも見せつけられたが、彼女の人の視線を釘付けにするような渾身の演技はこの映画でもその威力を遺憾なく発揮してくれた。ちょっとAMAZONの口コミでは点数がイマイチなのであるが、中谷美紀が出る、というだけで思わず高得点あげたくなるぐらい、やっぱりスゴい人だなぁ、、と感心しきり。

あ、それと、映画の途中、FBのお友達である翁さんを発見したぞ!!

「しあわせのかおり」


映画「八日目の蝉」を観た

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Amazonプライムで「八日目の蝉」を観た。
あれはちょうどシステムの打ち合わせで小豆島のゴルフ場に行った時のこと。
島のあちらこちらにこのポスターが貼ってあったのを覚えている。
その時は「へぇ、、小豆島が舞台になってるんや・・・」とだけ思ったかな、、でもこのポスターはかなりのインパクトがあった。かなり「好き」な部類に入るボスターではあるが、ちょっとあらすじを見て、その「重さ」に引いてしまった。

「子どもを誘拐し、4歳になるまで育てた誘拐犯のお話」、、だからである。

主題としては重すぎるし、そこには絶望(誘拐した方も、された方も)しかないし、想像できない。
もう救いようのないお話である。

とその時はそう思った。
しかし、どうしても「見たい」と思ったのはやはりこのポスターのおかげであろう。

救いようのないお話。

のはずだったのだが、、なぜか物語が進んでいくうちに不思議なことに救われて行く自分がいるのだ。
人に愛される、というのはどういうことなのか。そして人を愛す、というのは何故なんだろうか。
そんな二人の物語を織り込みながら、やがて二つの心は引き離されることになる。

それが良かったのか、悪かったのか、、

八日目の蝉。
永作博美と井上真央の表情や仕草が未だに心に焼き付いて離れないのは、物語もさる事ながら二人の演技が僕の心にくさびを打ったからなのだろう、、、しばらくは虜になるがままにしておくことにしよう。

「セミは7日で死んじゃうんだよね、だったら8日めに一人残されるセミって、とっても寂しいよね」

「でもね、8日目に何か新しいこと、みんなが知らないことを知ることができるんだよ」

こんな(正確ではないが)会話があった。

「八日目の蝉」というのは一体何のことなのか?
観てみる価値は十分にある映画だと思う。