「 2015年12月 」一覧

光芒

光芒

ナメコ採りから帰る道々、長浜から少し車で走ったところにある「ちゃらく」という和菓子屋さんに寄った。
ここではお店で何か和菓子を注文すれば、その場で食べることができ、しかも飲み物が無料という恐るべきお得感があるお店なのでした。
僕はここで美味しい美味しいもなか(写真なし、150円)を頂き、これまた美味しいコーヒーを飲みながらのキノコ談義という優雅な時間を過ごしたのでした。
その後「琵琶湖沿いを通って帰ろう」ということで、湖岸が見える場所にやって来るとこの光芒が目の前に降り注いでいた。まるで神様が天から降りてきそうな光の束なのです。これは「天使の梯子」とも言うらしい。
これを見たIさんから、

「いりささん、撮りに行ってらっしゃい!」

とほぼ命令に近いお言葉をもらってそそくさと車を降りて撮りに行った。早く撮らないと雲の切れ間が無くなったら光芒も消えて無くなってしまうからだ。

湖岸ギリギリに立ち、カメラを構える。望遠を持って行ってなかったが、何とかこんな感じで撮れた。
ひと安心して、後ろを振り向くとIさんが階段を降りてくる姿が見える。

「あっ、天女が階段を降りてくる!」

僕は思わず目をこすった・・・(笑)


「シャッタースピード」について

「シャッタースピード」とはわかりやすく言えば「シャッターの窓が閉まるスピード」という事になります。
これには2つの意味があります。

一つは

ある被写体を何秒かかって撮像素子(フィルム)に焼き付けるか?

と言うことです。
「焼き付ける」という表現は正しくないかもしれませんが、分かりやすいですよね?写真に今撮っている被写体が焼き付くイメージです。

それともう一つは

カメラにどれだけ長い時間光を取り込む事ができるか?

当然シャッターを長い間開けていればいるだけ光が多く取り込まれます。その瞬間だけを捉えれば光の量(明るさ)は一緒なのですが、時間の経過分だけ光の取り込み量が増えていきますので、より被写体を明るく捉えることができるのです。

また光が少ないと映像素子に被写体を焼き付けることが出来ないので、上記2つの意味は相互に依存しているのでありますな。また、あたかもシャッタースピードというものはシャッターの「速さ」の様に聞こえるが、どちらかと言うと「映像を捕まえておく時間」と言い換えた方が分かりやすいかな、と思うのです。

いずれにせよシャッタースピードも絞りの時と同じく「AUTO」しか使わない人はまったく意識しないと思うのですが、これを知らないと撮れる写真も撮れない場合があるのです。

「シャッタースピードが速い」とは

さてではシャッタースピードが速いと何がいいのか?を説明してみます。

例えば飛ぶスピードが速い蝶々を撮りたい、とします。

アオスジアゲハなら羽ばたくスピードも速く、おそらく1/4000秒ぐらいのスピードじゃないと羽根がピタッと止まった状態に写らないと思います。

1/4000秒!!

もし1/800秒ぐらいで撮ったとしても、その間に1回でも羽ばたけば少なくとも羽根はブレた状態になるのです。

以下の写真を見てください。1/800秒で撮ったアオスジアゲハです。飛んでる瞬間を捉えているのですが、、向かって左側(下側)の羽根がブレているのが分かるでしょうか?

DSC_8585-1

これは1/800秒では遅すぎる、ということを表しています。
ではもう少し遅いものを撮りたい場合はどうでしょう?

例えばお遊戯会で踊っている子供を撮りたい場合。
運動会で走っている子供の姿を撮りたい場合。

これらは少なくとも蝶の羽ばたきよりも遅いはずです。
それでもやはり1/1000秒ぐらいのシャッタースピードは欲しいところです。

ちなみに下の写真は1/2500秒撮った写真です。かなり速いです(笑)
これぐらいだと子供が走る姿をピタリと止めて撮ることが出来るのです。

DSC_0189

じゃあ写真を撮る時はシャッタースピードを速くして撮ればブレなくていいので、そうしたらいいやんのではないか?

そういう意見が出てきてもおかしくありません。
が、しかしそういう被写体だけではないのです。

遅いシャッタースピードで撮る写真

まずは下の写真を見てください。
子供が小さい時にペンライトみたいなもので遊んだときの写真です。

P1000149

この写真のシャッタースピードは1秒です。

1秒間シャッターを開いたままにしておいて、その間にワザとペンライトを動かしてその光の軌跡を映像として記録しているわけです。

この「軌跡を撮る」という芸当は例えば「滝を撮る」という場合にも有効ですし(滝の水が白く流れているように写っている写真を見たことがあるでしょう?)、流し撮り、と言う車を撮る時などのテクニックにも使われますね。

もう一枚これを見てください。

DSC_0666-1

ご存知花火の写真です。
もう5年ほど前の写真です(ですので未熟です w)。
これも遅いシャッタースピードじゃないとこういった写真は撮れません。

この写真のシャッタスピードは1.5秒です。

実際はもう少し長く(遅く)ても良かったかもしれませんね、、たぶんですが3秒ぐらいだとすると花火がもう少し下まで降りて行ったのに・・・とか思っております。

またもっともっとシャッタースピードを遅くして二つの花火を合成すると言うテクニックもありますが、それはまた後ほど。

シャッタースピードはどうやって変える?

シャッタースピードを変えたければモードダイヤルを「S」にして下さい。

S:シャッタースピード優先モード

このモードはシャッタースピードを人間が(手動で)で決めることにより、その他の絞り、露出はカメラ側で自動で決めますよ、というモードなのです。

IMG_6936-1

その後に、軽くシャッターを半押ししてから(ファインダーから見る場合だけね)、以下の写真のダイヤル(コマンドダイヤル)を左右に回します。
左に回すとシャッタースピードらしき数字が小さくなっていきます。また右に回すとその反対で数字が大きくなっていきます。
数字が小さいほうがシャッタースピードは遅く、数字が大きい方がシャッタースピードが速くなります。

IMG_6937-1

この様に通常はモードを「S」(シャッタースピード優先モード)にすることでシャッタスピードが速いものが求められる場面や、逆にシャッタースピードが遅いことが求められる場面に対応することができるようになります。

『補足』
シャッタースピードが遅いともちろん手ぶれの心配は出てきます。
おおよそで言うと「レンズの焦点距離分の一秒」未満だと手ブレする、と言われています。
例えば90mmの焦点距離だと1/90秒のシャッタースピード未満なら手ぶれする可能性が高くなるので、その場合は三脚を使わないとダメです。スゴいプロの人は、たとえシャッタースピード3秒でも手持ちで撮れちゃう人がいたりしますが、素人はおそらく無理です。
ですので滝などの写真は100%三脚は必須となります。


「絞り」について

「絞り」というのをわかりやすく言うと「ピントが合っている範囲」を長く(深く)したり、短く(浅く)したりするもの、と言っていいだろう。例えばキノコの写真を撮ったとする。この時にキノコの傘全体にピントが当たるのか、それとも傘のほんの一部分だけにピントが当たっているのか、はたまたキノコだけに留まらず背景全てにピシっとピントが合っているのか、、、そんなのを決めるのが「絞り」なのですね。

しかし通常のコンデジとかスマホのカメラとかを使っている人はあまり「絞り」を意識してないんじゃないだろうか?見ていたらコンデジで写真を撮っている人の多くが「AUTO」で写真を撮るか、もしくは各シーンのダイヤルを回して写真を撮っている人が多いんじゃないでしょうか?よってコンデジの「AUTOモード」などでは絞りは自動で決められてしまうので「自分で絞りを意識する」必要がないのです。

さて「絞り」を専門用語(絞りも専門用語だが)で言い換えると「被写界深度」という言い方をします。これもマニュアルとかに良く出てきます。この字面だけをみると「絞り」がどんなものか、ある程度想像はできますが、この漢字をパッと見せられると仰々しくて「難しい」と感じてしまうのもありますなぁ、、(苦笑)

カメラや写真の世界ではこの様な「分かりにくい」言葉が多いので戸惑ってしまいます。

ちなみに絞りを英語で言うと「depth of field」と言いますがWEBサイトの方とかでは単に「depth」という表現もあるみたいですね。

「絞る」ということ

よく「もっと絞って下さい」とか言います(聞きます)よね?

これは絞りのリングを回して「長い距離(深い距離)にピントが当たるようにする」ということです。絞りのリングを回すと絞り自体の調整を行うことが出来て、深度と浅くしたり、逆に深くしたりすることができます。これにより「絞る」というのは言わば「深度を深くする」という意味なのです。

絞ることによりピントが当たっている範囲が広がります。これは一見全体にピントがあたって写真としては「見やすい」絵になります。しかしそれは逆に撮影者が「何を撮りたいか」ということが分かりにくくなるのです。どこか写真の中の一点にピントが当たり、それ以外のところはボケている、ということにより撮影者が「これを撮りたい」ということを強調できるのです。

「絞るため」にはまず一眼レフカメラで言うとモードのダイヤルを「A」に(Canonなら「Av」の位置に)回して下さい。

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その後に、軽くシャッターを半押ししてから(ファインダーから見る場合だけね)、このダイヤル(コマンドダイヤル)を左右に回します。
左に回すと「Fxx」の「xx」の数字が小さくなっていきます。また右に回すとその反対で数字が大きくなっていきます。
数字が小さいほうが深度は浅く(短く)、数字が大きい方が深度が深く(長く)なります。

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なので「絞る」というのはこのダイヤルを右に回すという事になりますね。

「開放」って何だろう?

絞りのリングを回し、一番ピントが当たる範囲が短く(浅く)なった状態、これはレンズの絞りを開けた状態と言うことで「開放」と呼んでいます。
つまり開放状態だとピントが当たる範囲がそのレンズに置いてもっとも浅くなりますので、撮影者にとって「これが撮りたいのだ」ということを最大限に表現することができます。

しかしあまり深度が浅すぎると、例えばキノコの傘の先端部分にしかピントが当たらなかったり、花の雄しべのところにしかピントが当たってない状態になったりします。
これでは逆にキノコ自体の全体像が分かりにくくなったりして表現が極端化しすぎてしまうのです。

絞りの例

■一番深度が浅い状態(F3.5)
キノコの傘の真ん中部分にピントが当たっています。傘の前の部分や、後ろの部分となるとかなりボケているのがわかります。
当然バックはかなりボケております。
DSC_0048_f3_5

■深度中間の状態(F10)
キノコの傘は全体的にピントが合っているように見えますが、一番前の傘の先端部などは少しボケが始まっていますが、キノコの全体像は綺麗に写っています。
キノコの全体像を撮るにはF9ぐらいからが最低値だと思っております。
DSC_0042_F10

■深度深めの状態(F16)
ここまで絞るとキノコの傘全体にはピシっとピントが合います。背景もだいぶ見える様になってきましたがまだボケています。背景をしっかり撮るにはもっと絞らないといけません(F22が最大)。しかしこれ以上絞ると手持ちでは撮影が不可能になるのでこの辺りが限界では無いでしょうか?ちなみにシャッタースピードは1/50秒です。
DSC_0044_F16


献血の検査結果

写真 2015-12-13 10 51 59

ヘモグロビン濃度が13.5Hbでぎりぎり合格、無事献血することができた。
去年の10月はなんと14.6Hbもあったのね、、、
他の項目はほとんど誤差の範囲なので今回も健康であったことに感謝!


お入口

IMG_6800

この前、東京に行って銀座の高島屋の前を通りがかった時に目が釘付けになった。

「お入口」ですと!!

「入り口」で良くない?ねぇねぇねぇ??

さすが銀座!さすが高島屋!と思いましたね。


フユイチゴ

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二上山から竹内峠、そして平石峠から当麻寺に向かう道すがら、フユイチゴがところどころで赤い実をつけていたので取って食べてみた。少し甘くてほろずっぱい味が口の中いっぱいに広がった。

このイチゴは木イチゴの仲間でいつ花を咲かせるんだろう、、と思って調べたら9月から10月だそうな、、それならまだハチが頑張っている頃なんだな。そのおかげでこうして実が食べられるんで、ハチさんに感謝しなくっちゃいけないんだよねぇ~

しかし、オイラの手ってこんなに汚かったのね www
平気でこうやって手のひらに載せてイチゴ食ってたんやけど・・・(笑)

しかしこういうものが売ってるんやね~


お箸

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屯鶴峯から少し外れたところでお食事を頂きました。

カップ麺はどん兵衛天ぷらそば(後のせサクサク)である。どうだ?美味そうだろう??山登りで食べるインスタントのカップ麺が美味いのは、子供の頃ヤングプラザのプール脇で食べたカップヌードルのノスタルジックな思い出とオーバーラップするからだろうか、、、

しかしそんな美味しいカップ麺を目の前にして奈落の底に落とされることがある。

それは「箸を忘れる」ことである。

美味いものを目の前にして食べられないのである。
唯一持ってきた食糧が目の前でシワシワになるのである。
さてあなたならどうする?
って言ってる場合じゃありません、もちろん僕なら、、ということで写真を見れば分かりますようにお箸を作ったのでありますな、、、ははは。

ちょっとフシがあったり、、、
ちょっと曲がっていたり、、、
ちょっと皮がゴツゴツしていたり、、、
ちょっと麺を持ったらフニャッとなったり、、、

そんな事は気にしません、はい、一切。

こうやって後のせサクサクを食べられて、あったかい麺を胃袋の中に流し込めるんですもの、、、
あ、ちなみにこの間の35km六甲縦走の時もお箸を忘れて同じことをしました。

何で忘れるのか、、、謎ですなぁ、、、不思議ちゃん♪


屯鶴峯(どんずるぼう)

PC060114-4

ずっと行きたかった屯鶴峯に行ってきた。
目的は屯鶴峯だけでは無かったのだが、ダイヤモンドトレイルの起点(最終地点)が屯鶴峯だということなので、近鉄二上山駅で降りててくてく歩いて行った。

まぁでも屯鶴峯までは結構遠かったし、途中までは標識があったのだが、道の分かれ目(ジャンクションみたいになっているところ)では、さてどっちに行って良いのか迷ったが、そこはGoogle Mapのおかげで大きく狂うことはなくここまで辿りつけた。

これは思いもよらなかったことであるが(普通は気づくやろうけど、)木々は紅葉の真っ最中であった。僕はもうすっかり終わってるものと思ってカメラもOLYMPUS PENしか持って行ってなかったのだが、やはりちゃんとした一眼を持って行くべき、、、と改めて思った。

この屯鶴峯の景観と紅葉を広角で撮ったらどんなに良かっただろう、、、

さてこの屯鶴峯、どうしてこんな景観が出来たかというと

二上山の火山活動により火山岩屑が沈積し、その後の隆起によって凝灰岩が露出し、1500万年間の風化・浸食を経て奇岩群となった標高約150mの岩山。サヌカイトやザクロ石閃緑岩などの岩石が産出する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%AF%E9%B6%B4%E5%B3%AF

二上山の影響だったんですね。

ちなみに向こうに見える人のようなものは人です。
あそこに行くには遠くに見えるんだけど、案外近くてこの写真を撮った所からたぶん10分以内で行けたかと思う。


CANON PIXUS 860i

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ついに潰れた。
いや、いままでも何回かおかしくなったことはあってその度に修理して元気になって戻ってきてくれたのに、この年末の一番忙しい時に紙を吸い込まなくなってしまったのだ。

見たら、ある部品が「ポキッ」と折れていた・・・しくしく。

しかもこのプリンター恐ろしく古い(でも頑丈)のでもうメーカーでも修理してくれるはずもなく(対象外となってます)、時期的にもカレンダーの発送、年賀状の印刷に間に合うようにするには修理屋さんに出す時間的余裕もない、、、ならば、ずっと躊躇っていた「新品を買う」ということをしなければならないのだ。

大げさなやっちゃな!

プロやったら、さっさと買わんかい!

はい、そうです。

そろそろ買わないとなぁと思ってた矢先なので検討します。
まずは、、、染料インクが良いのでCANON!!
その中でも最新の機種でオススメといえばPIXUS MG7730なのでポチしちゃおうかな・・・

「追記」
ポチしました!


岡本真夜 alone

金曜日にラジオでこの曲がかかってからずっと脳内リフレイン・・・。
えぇ曲ですなぁ、、しかし歌詞だけ見てると絶望的になりますなぁ、、
誰かカラオケで歌ってくれへんやろか、この絶望的な歌(笑)

しかし最近の岡本真夜の動画もちらほらありましたが、声がまったく出ておりませんなぁ、、本人は「風邪です」と言っておられるようですが、たぶん違うと思います。

正やんの声も病気であぁなった、らしいので、たぶん岡本真夜も同じ様な病気ではないかと。