「 2016年09月 」一覧

クライマー魂(後編)

K野さんの経歴はよく存じあげないのだが、過去に彼女自身が「クライミングに恋をして」というタイトル(うろ覚えですが)の投稿をしてたのを見て

そんな人おんねんや、、、

とひとしきり感心したのを覚えている。
そんなK野さんは何を隠そうボルダリングジムのオーナーでもある。

前にそのジムにボルタリングをしに行った時に片手でホールド(色のついた石みたいなやつね)を持ち、片手でブラシを持ちヒョイヒョイと登って行ってはホールドに付いたゴミを掃除していたのに驚かされたものだ。

そんなK野さんが、壁に挑んでいる。

分厚い服を着ている時はわからなかったが、時は夏、Tシャツの後ろから伺える肩の盛り上がりは「筋肉」と呼ぶにふさわしく、袖からニョキッと覗いているそれは「上腕二頭筋」の筋肉見本のようでもある。

わっ、ホンマに登るんや、、、

そんな雰囲気に圧倒され、周りの4人は固唾を呑んで見守った。
静寂がK野さんを中心にして同心円上に広がる。

すると、K野さんが何か呟きだした。

「こう行って、こう行って、こう、、」
「こう行って、こう行って、こう、、」

でた~~

僕は心の中でそう叫んだ。

ボルダリングの時に教えてもらったことだ。

「どうやって登るかをまずは考えんとね、それにはまずどこを持って、どこに足を持っていくか、それを順番に追っていくのよね、登るよりまずは考えることが肝心なのよ」

とK野さんは無骨な登りしかできない僕に諭すように教えてくれた。

そのイメージトレーニングなのだ。
僕はその言葉を思い出し、あらためて「本気だわさ」と思った。

「こう行って、こう行って、こう、、」

K野さんがまだイメージを作っている。

もう、ベニタケのことなどどうでも良いのだ。

上腕二頭筋の「張り」が僕らの目にも飛び込んでくる
K野さんがその壁にゆっくり近づく。
そして壁のコンディションを確かめた後、、

「やめとくわ!」

へ?

「登れるけどなぁ、降りられへん」

さすがだ、、、、

登るのもクライミングなら降りるのもまたクライミング。
この決断力こそが「クライミングに恋をして」いる何よりの証拠なのだ。

P.S.
そうそう、K野さんのボルタリングジムが一周年を迎えたそうな・・・
ではこの文章をお祝いの言葉として献上しましょう。
え?いらん?(笑)


クライマー魂(前編)

7月のキノコ観察会はクライマーの方たちと駅で集合し、そこから集合場所の再度山へと登っていくルートを歩いて行った。

駅に集合したのは8時。
山の駐車場での集合は10時。キノコが多ければ時間ギリギリかたまに遅刻するし、少なければ余裕で間に合う時間である。
その日は梅雨の間の晴れ間で、そこら中にキノコの姿を見ることが出来た。

僕は歩きながら、

「こりゃ確実に遅刻だな、、、」

と最初のほうで開き直った。

その日は「キノコ探しの天才」と呼ばれているS野さんも参加しており、前を行く僕らが完全に見落としたキノコを次から次へと発見していく恐るべき探索能力を持っているのでした。

もしかして目が3つぐらい付いてるのやろか、まるで『三つ目がとおる』やな、、、僕は他の誰も知らないであろう、そのマンガの題名を思い浮かべて、一人ほくそ笑む。

そんな天才が崖の上に綺麗な赤いキノコを見つけた。

「あぁ、ベニタケですね、、、」

僕はその珍しくもないキノコをそう言ってスルーしようとしたのだが、天才はポツリとこう言った。

「欲しいです、、」

え、マジで、ベニタケやで、、どこにでもあるやん、、しかも、崖の上やし、、(と心の中で叫んだ)。

「登ろうかなぁ、、」

天才はその崖を下から見上げてそんな風に言った。

いやいや、、結構たいへんよ、、滑ったら危ないし、、しかも『それほどの』キノコじゃないし、、、(これも心の叫び)
その壁というのは土砂の崩れを防ぐために作られた、人の身長よりも少し高い石積みで作られた石垣で、その石垣の上部は人が歩けるぐらいの平らな部分があり、足を上手いことかけていけばその壁に登ることが出来るのであった。

いやぁ、でも時間ないしなぁ、、で、登るのも危ないしなぁ、、それに『ベニタケ』やし、、、(またまた心の叫び)

そんな回りの雰囲気を察したのか、それとも登るが自分では困難と感じたのか、天才は逡巡していた、、、

そんな逡巡している天才の前に、すっくと現れた人がいた。

筋金入りのフリークライマーK野女史だ。

(後半に続く)


いりささん

最初の会社の後輩にE藤るみ子という舌の長い娘がいた。

僕の名前「いりさ」は舌の長い人間には特に呼びにくいらしく、しかも「さ」の二つ重ね、となるともっとハードルが高くなるらしく彼女が僕の名前を呼ぶ時は、

「いでぃざざん」

と英語の「th」の発音の様に舌を上の歯と下の歯に挟みながら僕の名前を呼んでいたものだ。
それを聞くたびに

「どうにかならんのか、その発音?」

とからかってやるのだが、真面目なるみ子ちゃんは

「ず、ずびまぜん、、じ、じた(舌)がなんがいんです、、」

と秋田なまりの「th」発音で謝るのでありました。

しかしだ、舌が長くなくても「いりささん」は言いにくいようだ。日本人の「らりるれろ」は舌が前歯の後ろにくっつけて発音するので「り」と「さ」舌移動にはかなりのもたつき感が出る。

そして「さ」と「さ」の重ねは「り」から「さ」に移動するときのプレッシャーとなりついつい詰まり口調になるのを何回も聞いたことがある。

いやぁ、、ほんと難しい名前なのですな。

でもね、この難しい発音を軽くクリヤする方法がある。
それは「り」を発音しないこと。

「いーささん」

どうこれ?絶対詰まらないよね。。
だいたい弾丸トーク自慢の同級生たちは「いーさくん」と発音してはるね。そうじゃないと弾丸を飛ばせないもんなぁ~

そう言えばこの間、鍼をしてもらったS木さんも妙に「いりささん」が言いにくそうであった。あまりにも言いにくそうなので思わず吹き出しそうになったのだが、吹き出して変なとこに鍼がささったらエライ目に遭うのでグッと我慢したよ。。。

S木さん、次からは「いーささん」って呼んでね(笑)


尾頭ヒロミ待望論

NHKの解説委員7人で行われた討論番組「どこに向かう 日本の原子力政策」は見応えがありました。

原発に賛成、反対という単純な2元論ではなく、今後の原子力発電所が持ちうる未来について「まっとうな意見」が交わされていた。しかもそれがNHKの生放送として放映された、というのが意義深かった。

もし観てない人があれば一度ご鑑賞を。

「どこに向かう 日本の原子力政策」

さてその番組の中でも散々名前が出ていた(そしてけちょんけちょんに言われていた)原子力規制委員会が、ついこの前こんな基本方針を発表した。

『原発の廃炉で出る放射性廃棄物のうち、原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分の基本方針を決定した。地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め、電力会社に300~400年間管理させる。その後は国が引きつぎ、10万年間、掘削を制限する。』

まじですか? (*_*)

シンゴジラを観た人がこの発表を見たらきっとこう思うだろうな、、、「尾頭ヒロミよ、現れてくれ!」とね。

シンゴジラの中でも政府御用達の学者たちは能書きだけは立派なもののシンゴジラへの対策に関してはまったくの「役立たず」であった。そんな役立たず達に任せていても拉致があかないので急遽「デキル人たちを集めた」プロジェクトチームが作られる。

日頃は陽の目を浴びてない人たち、、、

映画なので面白みを増すために、そう言った対立軸を作ったのだろうけど現実世界でも似たようなものかもしれないのは、この原子力規制委員会の発表がいみじくも物語っている。

放射性廃棄物はこうやって埋めるしかないのか?

今の技術では無理かもしれないが将来は無毒化することが出来ないのか?

そして未来の尾頭ヒロミを育成する気はないのか?

これは日本だけじゃなく世界の未来がかかっている。
子孫にそんな禍根を残していいわけがないのだ。


久しぶりの書道

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仕事を一時抜けだして書道部に参加!!

たまに筆を持つのもえぇもんですなぁ~

緊張と緩和が心をリフレッシュしてくれるという摩訶不思議な感覚は書道の醍醐味、と言っていいかもしれません。
でも、太筆を持ったのはたぶん高校以来かなぁ~いくら墨を付けてもかすれるので、師匠に聞いてみると

「筆をギュッと押しながら書くと直ぐ墨が無くなるの」
「もう少し、力を入れないで書くんやけどそれにはね、訓練が必要なのよ」

との事。
だよね、、力入ってるもん (笑)

ちなみにこの字、何だか分かるかな??