最初の会社の後輩にE藤るみ子という舌の長い娘がいた。
僕の名前「いりさ」は舌の長い人間には特に呼びにくいらしく、しかも「さ」の二つ重ね、となるともっとハードルが高くなるらしく彼女が僕の名前を呼ぶ時は、
「いでぃざざん」
と英語の「th」の発音の様に舌を上の歯と下の歯に挟みながら僕の名前を呼んでいたものだ。
それを聞くたびに
「どうにかならんのか、その発音?」
とからかってやるのだが、真面目なるみ子ちゃんは
「ず、ずびまぜん、、じ、じた(舌)がなんがいんです、、」
と秋田なまりの「th」発音で謝るのでありました。
しかしだ、舌が長くなくても「いりささん」は言いにくいようだ。日本人の「らりるれろ」は舌が前歯の後ろにくっつけて発音するので「り」と「さ」舌移動にはかなりのもたつき感が出る。
そして「さ」と「さ」の重ねは「り」から「さ」に移動するときのプレッシャーとなりついつい詰まり口調になるのを何回も聞いたことがある。
いやぁ、、ほんと難しい名前なのですな。
でもね、この難しい発音を軽くクリヤする方法がある。
それは「り」を発音しないこと。
「いーささん」
どうこれ?絶対詰まらないよね。。
だいたい弾丸トーク自慢の同級生たちは「いーさくん」と発音してはるね。そうじゃないと弾丸を飛ばせないもんなぁ~
そう言えばこの間、鍼をしてもらったS木さんも妙に「いりささん」が言いにくそうであった。あまりにも言いにくそうなので思わず吹き出しそうになったのだが、吹き出して変なとこに鍼がささったらエライ目に遭うのでグッと我慢したよ。。。
S木さん、次からは「いーささん」って呼んでね(笑)