尾頭ヒロミ待望論

NHKの解説委員7人で行われた討論番組「どこに向かう 日本の原子力政策」は見応えがありました。

原発に賛成、反対という単純な2元論ではなく、今後の原子力発電所が持ちうる未来について「まっとうな意見」が交わされていた。しかもそれがNHKの生放送として放映された、というのが意義深かった。

もし観てない人があれば一度ご鑑賞を。

「どこに向かう 日本の原子力政策」

さてその番組の中でも散々名前が出ていた(そしてけちょんけちょんに言われていた)原子力規制委員会が、ついこの前こんな基本方針を発表した。

『原発の廃炉で出る放射性廃棄物のうち、原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分の基本方針を決定した。地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め、電力会社に300~400年間管理させる。その後は国が引きつぎ、10万年間、掘削を制限する。』

まじですか? (*_*)

シンゴジラを観た人がこの発表を見たらきっとこう思うだろうな、、、「尾頭ヒロミよ、現れてくれ!」とね。

シンゴジラの中でも政府御用達の学者たちは能書きだけは立派なもののシンゴジラへの対策に関してはまったくの「役立たず」であった。そんな役立たず達に任せていても拉致があかないので急遽「デキル人たちを集めた」プロジェクトチームが作られる。

日頃は陽の目を浴びてない人たち、、、

映画なので面白みを増すために、そう言った対立軸を作ったのだろうけど現実世界でも似たようなものかもしれないのは、この原子力規制委員会の発表がいみじくも物語っている。

放射性廃棄物はこうやって埋めるしかないのか?

今の技術では無理かもしれないが将来は無毒化することが出来ないのか?

そして未来の尾頭ヒロミを育成する気はないのか?

これは日本だけじゃなく世界の未来がかかっている。
子孫にそんな禍根を残していいわけがないのだ。

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