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やはり僕はスポーツ貧血だったのだ

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4月23日六甲縦走の前半部(須磨~元町 約21km)を歩いてきた。

6人で行ったのでペースはさほど速くは無く、正直「ゆっくり歩くとこんなにも楽なのか、、、」と思ったものだ。
以前一人で行った時はペースが速かったため(一人だとどうしても制御が効かない)、市ヶ原に着いた時は摩耶山へ行く気力はまったく起こらないぐらい疲れていた。

満を持しての献血

次の日、献血に行った。別に実験するようなつもりは無かったのだが、自分なりに「運動した翌日は体調が良いはず」と思い込んでいて「こんなに体調が良ければ献血も出来るはず」とも思っていた。
何故なら前回(2月27日)はヘモグロビン濃度が400ml献血の基準値に満たなくて(12.5で基準値は13.0以上)敢え無く成分献血をしたと言う経緯があったからだ。

そして4月24日。
満を持して天王寺の採血ルームKiZooNaに向かった。
部屋に入った途端献血待ちの人に溢れた室内におののく。ここはいつも人が多いのだが、その日は特に多かった。
なので問診に約15分、採血検査に行くだけでも30分以上待たされた。

採血検査に行ったあと、5分ぐらい経っただろうか、、また検査室に呼ばれた。
これは何を意味しているか、、僕は直ぐに悟った。何度も経験しているからだ。

「残念ですが、今回は400mlの採血はできません」

看護婦さんらしき人にそう告げられた。予想通りだ。

「でヘモグロビン値は?」

と言って見せてもらった記録用紙には

「12.1」と記されていた。

史上最低の低さ。
昨日六甲縦走をしてきて納豆も毎日食べて体調は万全のはずなのに何故にこんなに低いのか・・・・。

その日は混んでて、ヘモグロビン値が低くても出来る成分献血をするのに2時間以上待たないとダメということだったので断念してやむなく帰ることにした。

スポーツ貧血かもしれない

「もしかしてスポーツ貧血なんじゃない?」

これは前に何度かFBにヘモグロビン濃度が低いことを投稿した時に友人から指摘されたことである。

スポーツ貧血とは何かというと

太陽化学のサイトより

アスリートの健康管理において、栄養士など栄養指導の専門家でも苦労するのが貧血対策だといいます。貧血はアスリートに多い内科的疾患として最もよくみられるもののひとつです。
貧血にもいくつか種類があります。
「希釈性貧血」、「運動性溶血性貧血」などは激しいスポーツをする人に多い貧血です。

ふむふむ、スポーツ貧血には「希釈性貧血」と「運動性溶血性貧血」があるらしい、、、

ほんで「希釈性貧血」とは

循環血漿量の増加により発生する見かけの貧血のことです。運動やトレーニングをしはじめると、末端までの血液の循環を良くしようとして血液の液体成分である血漿を増やし血液を薄くしようとします。一方、ヘモグロビンの量はすぐには増えないため、ヘモグロビン濃度としては低くなってしまいます。希釈性貧血自体は一時的なものであるため、これに対して貧血の対策をする必要はないといわれています。

なるほど、つまり運動を始めると血液の相対量を増やそうとする「作用」が働き、結果的にヘモグロビンの割合が低くなる、とそういうわけなのだな、、、

じゃあ「運動性溶血性貧血」はどうかというと

足裏の衝撃により赤血球が壊れやすくなることで起こる貧血です。赤血球の寿命は通常120日程度ですが、脊髄で新しく作られることにより常に一定に保たれます。しかし、壊れてしまう赤血球の数が新しく作られる数を上回ってしまうと、血液中の赤血球が少なくなり、貧血となってしまいます。

そうか、縦走などをして長い間足の裏で硬い岩などを踏みしめていたりすると赤血球も踏みしめられて壊れちゃうってことなんですね。その結果ヘモグロビンの量も減るのか、、、、

でも僕はトップアスリートじゃないしなぁ、、どうなんだろうか??

と思いつつ、その一週間後4月29日に無謀にももう一度献血に挑んだ。

献血リベンジ

六甲縦走から6日経った。

それまでの間にランニングを一度したきりで(筋トレは毎日欠かさずしてましたが)、長時間身体を痛めつけるようなことはしないようにしていた。
少なくともスポーツ貧血の状態ではないはずだ。

逆に言うとこれでヘモグロビン濃度が同じであれば僕はスポーツ貧血じゃなく、逆にヘモグロビン濃度が上がっていればスポーツ貧血である可能性が濃厚であることが分かる。

今回は濃度が低くても献血しようと思っていたので受付時に

「400mlをしますが、ヘモグロビン濃度が低ければ成分献血をします」

と告げておいた。
すると今回行った日本橋献血ルームは「予約しないと成分献血は出来ない」らしい、、、

なるほど設備が天王寺に比べてかなり少ないし、古い。
そのおかげか知らんけど献血に来てる人もまばらだ(笑)

でも「それでは」と成分献血の予約をして、もしヘモグロビン濃度が基準値をクリアしていれば400ml献血を行う、という条件で献血の検査を行った、、今回はほとんど待たされることもなく。

そして結果は・・・

「13.1」

やった、これで献血ができる!!
献血が出来るのをこれほど喜んだことはなかった。

やはり僕の場合は「スポーツ貧血」だったのだ。
なのでスポーツした後は献血しない、という事を決めた。


縦走後ひどい肩こりになりますが・・・

まずはこの記事を御覧ください。

「ランニングの基本、正しく歩くことにこだわろう」と言う記事。

ランニングやハイキングをする人のための「正しく歩くための基本動作」を書いておりますな、素晴らしい。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO99962900S6A420C1000000/

この前の六甲縦走(前半部)のあともそうだったのだが、長い時間歩いた次の日、足はそれほどでも無いのだが肩が重くなる(これを「凝り」と呼んで良いのか?)のであった。自転車でのロングツーリングでも同じなのだが、これはリュックのせいじゃないか、と思っていたのだが案外「歩き方」の問題じゃないか、、とこの記事を見て思った。
たぶん歩いている間は肩の辺りがかなり硬直しているのではないか、その硬直が長時間続くことによって筋肉が萎縮し激しい凝りをもたらしているのではないか、、と言うこと。
なのでここで書いているように

「肩甲骨を使って、下向きの弧を描くような軌道で自分の体に向かって肘と腕を手繰り寄せるような、『腕振り』ならぬ『腕引き・肘引き』が理想です。」

の様な感じで歩いてみると良いかもしれないね。
また、やはりリュックを持つのもかなり負荷がかかるだろうから

「たまにザックを胸側にかけて歩いてみると、反対の背中側の筋肉にスイッチが入るので、気分転換、バランスのスイッチ変換にもなるかと思います。」

と言うのはめっちゃ良いかもしれませんな。

あ、ちなみに肩こりには吸玉がめっちゃ効きますよん♪


これが真実!日々歩けば「医者要らず」になる?

「これが真実!日々歩けば『医者要らず』になる」という記事がこれ
http://toyokeizai.net/articles/-/112532

これって一体どうなのでしょうか?

はっきり言って「歩くだけ」ではダメだと思います。
もちろん「運動」は必要だと思うし、それ以上にやはり食事などの面も気をつけたほうが良いと思うのです。

まぁコメント欄にこんなのがありますが・・・・。

ウォーキングは万病の元ですw 歩くのとか走るのって意外に難しくて、年とって体のバランスが崩れた状態で自己流で始めると、必ず膝とか腰とかおかしくするんですよ!だから続かない人の比率が非常に高い!世に言う正しいウォーキングの仕方っていうのにも問題があって、胸を張って大股で早足で歩くと棒足になりがち。これで毎日1時間歩いてごらんなさい。1ヶ月しないで膝が壊れる。距離と時間が足りなければ壊れないけども、それじゃ運動にならない。

これなんてそれこそ大嘘です。

ウォーキングは万病の元ではあるわけないし、足腰が悪くなるのは「運動しない」ので筋肉が弱り、関節が弱くなるからです。80歳ぐらいになると歩けなくなるのは間違いなく「歩いてない」からです。「1ヶ月しないで膝が壊れる」ってのは何を根拠に言ってるのでしょうか?
もちろん無茶に歩くとそうなる可能性は高くなりますが、徐々に時間を長くするとか、距離を長くするとかすればかならず傷めないで歩けるようになります。


正しい痩せ方を科学する「運動すると痩せるのか?」

伊吹山11

太ってる人がいたとする。
この人に「もう少し痩せなさい」と指摘するとき、同時にこんな事を言わないだろうか?

「運動しなさい」

と。

でも以前、自転車で琵琶湖を一周している時にKさんがポツリと言った。

「運動しても、痩せへんで、、」

これは僕の漠然とした常識を打ち砕くのに十分な言葉であった。
それはあまりにも漠然としていたのだが、あまりにも抽象的すぎたのでいわゆる根性論の様に科学的根拠が無いものである、、、と言うのがわかった。

運動したら痩せるのか、それとも運動しても痩せないのか、、、さてこの謎にちょっと迫ってみたい。

運動をすれば基礎代謝が上がり痩せる

良く聞くことだ。
これは「科学的」と言えばかなり科学的である。

基礎代謝とは「生きていくために最低限必要な生命活動、つまり内臓を動かしたり体温を維持するなどに使われるエネルギー」なのですな。

だから、この基礎代謝を上げることにより「普段と同じ量のカロリーを摂ると、摂取したカロリーでは足りなくなるので、身体に蓄積されている脂肪などを消費する」のである。

これが基礎代謝を上げると痩せる、という理屈なのである。

でもなんで運動すると基礎代謝が上がるのだろうか?

それはひとことで言うと「基礎代謝の40%は筋肉で消費」されており「筋肉は消費エネルギーが大きい」からである。

つまり筋肉をつけると

・体温が上がり消費エネルギーが高くなる
・血流が良くなり消費エネルギーが高くなる

なので筋肉をつける=基礎代謝が高くなる、ことに繋がるのだ。

基礎代謝ってどれぐらい?

さて、じゃあ基礎代謝というのはどれぐらいあるのだろうか?

まずは自分の基礎代謝を以下のサイトで計算してみましょう

「筋トレ学園」

ここで僕の基礎代謝量を計算すると 1315.2 kcal/日 となった。
これはあくまで「目安」であり、おそらく平均値なのであろう。

しかし僕の場合、普通の人よりもかなり運動しているので基礎代謝は高いはずである。
そこで、僕自身の基礎代謝量をTANITAの体重計で計測してみると 1427 kcal/日 となった。

普通の人よりも 112 kcal/日 高い、ということになる。

つまり運動を僕ぐらいすると普通の人よりも基礎代謝が100 kcal ぐらい上がるということになる。

でも、この数字はいったいどれぐらいのものなのか??

目安としてご飯一膳(100g)のカロリーを調べてみるとなんと 168kcal もある。

たったご飯一膳分である。
これを「高い」とみるのか「低い」とみるのか、、、

若者が食べても太らないのは?

うちの子供(高2)もそうなのだが、やつらはいくら食べても太らない。
ご飯なんか2杯も3杯も食べるのに太らない。
直ぐにまた「お腹が空いた」などとのたまう、、、何故だ!!

これはやはり基礎代謝が関係しているのではないか、、、と思われる。

では、、と、先ほどのサイトで「年齢」という項目だけ変えて計算してみる。
すると16歳の基礎代謝は 1554.9 kcal/日 と出た!!

僕たちの年齢と比べて 250 kcal 多いのだ。

ということは僕の普通の人との差 112 kcal もさほど悪くないなぁ・・・と思いつつ 1427 kcal/日の年齢というのを調べてみると「36歳」の基礎代謝量であった。

しかし年齢でこんなにも差がでてくるのね・・・

それは置いといて、この250 kcal というのは若いがゆえに消費されるエネルギーということになる。

だから太らない、、のか?

いや若者というのはまだ成長過程にあるので、一概に成長が終わった我々と比較する、というには無理があると思う。例えその成長が基礎代謝量に反映していたとしてもである。

運動して痩せた、という人の話

先ほどのKさんにもう一度登場して頂く。
Kさんは先程の言葉をつぶやいた後、こんなこともつぶやいた。

「でもなぁ、運動続けてたら何かしらんけどす~っと痩せていったなぁ~」

痩せてますやん!(笑)

僕の場合もランニングを始めてから体重がみるみる減っていった。
一昨年の11月ぐらいにランニングを初めて3ヶ月ぐらいで3kgぐらいは痩せたかな、、、約一ヶ月に1kgといったところか。
それぐらいの減り具合(一ヶ月に1kg)であれば恐らくランニングを続ける限りに置いてはリバウンドすることは無いだろうと思われる(飢餓ベースの法則より)。

また「運動して痩せた」という人の話は枚挙にいとまがない。

しかし、、

「運動しても痩せない」という人がいる。何故だ。不思議な人。

僕の考えるにその人は「自分へのご褒美」が多いのではないか?
いくら基礎代謝を上げたところで、それ以上のカロリーを「ご褒美」として摂っていれば痩せるわけなど無い。これは間違いない。

こういう方は一度自分の目安の基礎代謝量を先ほどのWEBサイトで計算してみればいい。そして体重計でも「実際の基礎代謝量」を測ってみればいい。
恐らくそういう人は「目安の基礎代謝量」より「実際の基礎代謝量」の方が少ないのでは無いだろうか・・・

一度ちゃんと計算してみることをお勧めする > コボリ


大阪高低差学会に参加した(後編)

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「枚方中学校といえば、中学の時に試合行ったよね?」

何人かの野球部員だった友達に聞いてみたが、誰も覚えておらず、、、
確かにここに来た。そして相手の一学年上にピッチャーとすごく仲良くなった覚えがあるのよね、、、僕たちは彼のことを「ノーコンピッチャー」と呼んでたけど、めちゃくちゃフレンドリーに接してくれた。

枚方四中だった僕達の封建的な先輩後輩制度とは大違いだ。

なんで俺達のクラブはあぁだったんだろう・・・・
と思いながらこの坂を下っていた。
これもかなりきつい坂道だ。
ということは枚方中学は少し高台を水平に削って作られたんじゃないか?
そんな風に想像できる。

そう言えば枚方四中もまわりの道路よりも一段高いところに運動場があり、そして校舎はそれよりもさらに高い所に位置している。
運動場を見下ろすかの様だ。

そしてこの坂を降りたら、そこには「スリバチ池」が顔を表した。
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ぐるりを坂に囲まれた公園の中心に池がある。
この池の本名は「坊主池」というらしいが由来は知らない。

そして公園自体がスリバチ状になっている、というのは意外な環境をそこに作り出しているのだ。ここには「イキイキした子供たちがいる」のである。

「ガケのガキ」

ガケのガキ
その公園の名前は「坊主池公園」。 枚方市駅から歩いて15分とかからない所に位置する公園である。 大阪高低差学会の春のフィールドワ...

こんな住宅街の中にオアシスのようなところがある、というのは幸運としか言いようがない。

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それからこの写真ではわかりにくいが、僕たちは「細すぎ尾根」に入っていった。
ただぼんやりと歩いていた時はなかなか気づきにくいものであるが、右を見て、左を見ると、その「道」は両方がガケか坂になっており街の中に悠然と現れたまさに「尾根」なのであった。

もうここを歩いている時にはほとんどトランス状態!!(笑)

もちろん山などでは尾根を歩くというのは珍しくないが、街の中で尾根を歩く、という経験は実に稀なものだと言えるのではないか、、、しかもその道幅は2mぐらいか、、、

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そしてこの「細すぎ尾根」の先端にはこの配水場がある。
またこの配水場の横には鷹塚山遺跡があり、この遺跡から発掘された「銅製小型圏文鏡」はとても珍しいものであると、歴史の先生が言っておられました。

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そしてフィナーレを告げるのは、この網目模様を配したガケ。

今回の「大阪高低差学会・2016 春のフィールドワーク・御殿山〜枚方」のワッペンのデザインともなっているこのガケは元のガケの形に沿って美しく変形しており、見るものを圧倒させるものである、、、と今回一日高低差学会に参加させてもらい、その感覚が理解できた。

そしてみんなでわいわい喋りながら歩くこの工程はとっても楽しいものでした。

「機会があれば香里ケ丘なんかも面白いですよ!」と僕は主催者のSさんに言ったものである。


正しい痩せ方を科学する 「腹八分目」

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動物の基準は「飢餓状態」である

以前テレビを見ていて「へぇ~」と思ったことがある。

それは「人間(というか動物全般)の身体は飢餓を基準に作られているのだ」というお話。

「飢餓が基準」というのは

「食べ物の摂取が少なくなったら『飢餓状態』であると身体は認識して、出来るだけ代謝を少なくし、身体から消費されるエネルギーを減らす」

ということ、そしてまた

「身体は自分の体重を覚えていて、体重が減ろうとすると極力その体重に戻そうとする」

ということらしい。

これは例えば、体重を減らそうとしてお昼はオニギリ一個だけにする(どこかで聞いた話やな w)なんてことをした場合に、身体のメカニズムとしてはオニギリ一個=>いつもよりかなり少ない=>飢餓状態だ、となって代謝を減らし、エネルギーを極力セーブする方向にもっていくのである。

つまりは、

「これだけカロリーをセーブしているのにもかかわらず思ったほど体重がおちないぞ」

というのはそういうわけなのだ。

蓄積する物質、その名前は「脂肪」

これだけ食事量を減らしたんだから、たまには贅沢して沢山食べよう、とか、今日は飲み会なので沢山食べてもしかたないか、とか、そんな人、、、いるよねぇ、、

それまではかなり食事量を抑えていて、いわゆる身体からしたら「飢餓状態」だった場合、上で書いたような「心の緩み」は天敵なのですな。つまり身体からすれば「よし!飢餓状態から抜け出せたぞ!」という事になり、今食べているものを「ここぞとばかりに蓄積」しようとするのです。

蓄積する物質、、、その名前は「脂肪」。

しかしこれは動物が生き抜いていくために設計された素晴らしいメカニズムである。例えばライオンは獲物を捕まえるまで飢餓状態に置かれていて、もしこのメカニズムが働かなければすぐに飢えて死んでしまうことでしょう。

しかし、こと現代に生きる人間にとってはこの飢餓ベースのメカニズムはまさに肥満への道を駆け上がっていくエスカレーターのようにしか見えません。

さて、では食べなくてもそんなに痩せない上、ちょっと余計に食べてしまったらすっかり元の木阿弥になってしまうとなったら、いったいどうやって余分なお肉を減らすことが出来るのでしょうか??

ほんの少しだけ食べる量を減らす

人間の身体のメカニズムは飢餓が起きることを想定している。だからいくら食べ物を減らしても、あるところまで行くと体重の減り具合が停滞したり、普段より多く食べてしまうとリバウンドしてダイエットが元の木阿弥になる。そしてそれは全て飢餓状態の中で生き残る身体(生命体)の知恵なのだ、ということがわかってもらえたと思います。

だから、いくらダイエットしてもダメなのよ。

などという野暮なことは言いません。

さて本題はここからです(今までのはネタ振りです w)。

そんな身体のメカニズムを逆に利用して減らした体重を戻さない(戻らない)方法があるのです。

それは、

「ほんの少しだけ食べる量を減らす」

ことなのです。
このタイトルである「腹八分目」が既に答えなのですね。

「腹八分目」だと何故痩せれるのか?

それは、ほんの少し減らしても身体は「飢餓状態」と判定出来ずに、いつもの普段と変わらない状態と認識するのです。要は身体を「騙す」わけなのですね。

「あれ、ちょっと今日は少なめじゃない、、、」
「いやいや、そんなこと無いよ、これで I’m full だよ」
「あぁ、そうなのか、君が言うんだったら、そうだよね、、」

こんな感じで身体自身が「飢餓スイッチ」を押さない程度のほんの少なめ、っていう量を狙うのである。

すると、やはり普段より量(またはカロリー)が少ないわけなので、体重はほんの少しずつ減っていきます。

これも「ほんの少し」ずつじゃないとダメなんですけどね。

一ヶ月に一キロなんて多い方です。
せめて一ヶ月に300グラムぐらいにしましょう、、、
だって身体は「元の体重」を覚えてますからどうしても元の戻そうという力学が働きます、、それも騙さないといけません。

「あれ、ちょっと軽くなってない?」
「何言ってるの、いつもの体重だよ、、、」
「あぁ、そうか、君が言うんだったら、間違いないね、、、」

こんな感じでだ(笑)

こうして身体自身をだますことによって「元の体重」という基準を少しずつ下げていき、かつ無理な食事制限もすることなく、リバウンドしないダイエットができるのである。

どうだろう、、できるかな?

ダメだよ、別腹とか言うて、お腹いっぱいやのにケーキとか食べちゃ・・・ (-_-;)


貧血対策を考える

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先週献血に行った。

献血に行くと自ずと自分の体と対話した気持ちになる。
大げさに言えば、この献血に行って良い結果を得るがために、身体の自己管理を行っているようなものなのである(やっぱ大げさやなぁ、、、)

さて、で今回は満を持して献血に望んだ。
身体の状態は万全なのはもちろんのこと、この日までに体重は目標値に達し、体脂肪なども前回より2%
ほど減っているはず。そして何よりその日は朝からランニングをし、血の巡りは随分と良いはずであった。

しかし、、、400ml献血の基準となる「ヘモグロビン濃度 Hb」は「13.0g/dL」 を下回り過去最低の「12.5 g/dL」であったのだ。

俺が貧血?

若いころから健康診断に行くと「貧血気味」という診断をくだされていた。

「この俺が貧血?」

いつも「ふん!」と笑ってほとんど気にもしていなかったし、事実時々行う献血では400mlすることになんの障害もなかったのであった。
しかし、東北大震災から結構定期的に献血をするようになってから、時々ではあったが400mlが出来ない、という事態が起こるようになってきた。
これについては「たまたま」である、または「体調が悪かった」と思ってはみたものの、若い頃に言われた「貧血気味」という言葉が今になって脳裏をかすめ始めたのである。

これは「貧血気味」なのか「貧血」なのか、、、それは分からないが僕自身がその状態になっていることは確かであった。

貧血の症状とは

さてしかし「お前は貧血だ」と言われても実感が起きないのはその症状が起きてないから、に他ならない。
では「貧血の症状」とはどんなものがあるのだろうか?

一般的に、貧血を起こすと次のような症状が表れます。

・耳鳴り
・目まい・立ちくらみ
・動悸・息切れ
・疲れやすい
・寒さを人一倍感じる
・食欲がない
・顔色が悪い

http://www.ishamachi.com/?p=4188

う~ん、こうやって見ると、全くと言っていいほど該当しない。
見事に全くだ。

と言うことは「貧血気味」であるが「貧血」ではないのだろう、、、

もしくは

貧血であっても「それが普通である体質」なのかもしれないぞ!!

貧血に効く薬

知り合いに薬剤師がいるのだが、彼いわく

「貧血だったら鉄剤を飲めばいっぱつや!」

とのたまった奴がいるが、これには何人かの人が非難轟々であった。
それはおかしいやろ!!って。

ちなみに市販で買える薬としては以下の様なものがある。

「マスチゲン」

「ファイチ」

「エミネトン」

もちろんこれは市販のものなので実際は処方薬の方が格段に鉄分の含有量が多らしいです。

貧血に効くサプリ

どうしても「薬は嫌だ!」という人がいるでしょう(僕もそうです)。
ではサプリがあるじゃない!!と思うのは世の常。
だってサプリだったら「自然由来のものだから安心」なんて想像してしまうのも世の常。

では貧血に効くサプリというのはどんなものがあるのだろうか??

「ディアナチュラ ヘム鉄」

「DHC 60日ヘム鉄 120粒(41.6g)」

「ローラ 鉄+葉酸 150粒」

なんかだんだん怪しくなってきましたね(笑)

貧血に効く食べ物

いや、そうじゃないんだ。薬やサプリメントなんか所詮は「暫定的」なものであり、一生続けていくにはその選択はあり得ない!!というあなた。
もちろん僕もその意見は大賛成です。
なので貧血に効く食べ物を列挙しておきますよ。

そして、恒常的に鉄分が要件を満たせるようなそういう食事を心がけるようになりたいものです。

ならば

「いつも食べるもの」で
「無理せず購入でき」て、そして
「美味しいもの」

がいいですよね。

あるのかなぁ、、、

まずは、、、

・肉類
  豚、鳥、牛のレバー
  牛もも肉

・魚介類
  カツオ
  ニジマス
  アサリ
  ハマグリ
  マグロ
  カキ
  イワシ

・大豆類
  納豆
  ソフト豆腐
  がんもどき
  高野豆腐

・野菜
  ほうれん草
  小松菜
  枝豆
  切り干し大根
  ひじき

・鉄吸収をサポートする(ビタミンCの含まれている食べ物)
  赤ピーマンや黄色ピーマン
  明太子
  ブロッコリー
  カリフラワー
  柿
  キウイフルーツ
  いちご
  パパイヤ
  レモン

などの様です。
こうやって見れば普段食べているものもあれば、無いものもある。
ただどれもこれも「毎日食べている」というものはないな、、、

やっぱ朝食にご飯と一緒に「納豆」と言うのが一番無理無さそうだなぁ、、、僕の場合。


血圧ひきこもごも

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献血の時に血圧を計ると時々だが高い数字が測定される。
上が130台で下が90とかになったり、、、
今までは上が110台で下が70台だったので少し気になってきた。何故なら僕の母親が血圧が高くってとっても気にしていたから、それが遺伝するのではないか、、ということ。

そこで、家でも時々計らないとなぁ、、と考えてこの手首に巻くタイプの血圧計を購入した。
テルモの「ES-T100ZZ」

しかしだ、、これで計ると上が140を超えることがしばしばあるのだ。

「え?こりゃいかん!!」という事になって焦った。血圧を下げると言われている運動はかなりやっているつもりだ(47kmも歩いたしね)。食べ物に関してもかなりヘルシーな食事を心がけており、血圧が高くなる原因の塩分過多はあり得ないと思うのだ。なのに何故???

これでも何か原因があるのかと思って、普段の食事から採れるもので血圧を下げる(血がさらさらになる)ものを探して見たら「麦茶」が良いということで早速Amazonにて注文して常飲することにした。

「粉」だったら一杯分から作れるし、会社にも置いておけるしね、、

でもだ、、なんで通常110-70だったおいらが、140-100ぐらいまで上がったのか・・・という疑問が脱ぐいえなかった。
食べ物の習慣も変わったワケじゃないし、運動とか生活習慣はむしろ以前よりより健康な方向に向かっているはずだし。

で、もしかしたら、、と思って上腕式の血圧計を購入することにした。
手首式のものは「正確さに欠ける」と書いてあったからだ。

そこで買ったのがこれ、、OMRON 上腕式血圧計 「HEM-7131」

これは計るまでがちょっと手間なのですが、やはり正確さはピカイチ!!

これで計るとなんと血圧は110ー70であった!!

いったいこれまでの血圧は何だったんだろうか???
手首で計るのがこれほどまでに「不正確」なものなのか???

それとも僕の手首がおかしいの?(笑)


巨大防波堤は要るのか?

今朝の朝日新聞WEB版からこんなタイトルが流れてきた。

「594か所の総延長400キロ 防潮堤、東北で計画着々」
http://www.asahi.com/articles/ASJ2L4SF2J2LUQIP01S.html

岩手、宮城、福島の沿岸594カ所で、防潮堤の建設や再整備の計画がある。その総延長は、約400キロに及ぶ。

らしい。
400キロといえば大阪から静岡の富士市ぐらいまでの距離である。
そんな長い距離(繋がってるワケじゃない)に延々と防波堤が築かれるのだ。

本当に必要なのか?

これには少なくとも僕らの税金も沢山使われているので言う権利はあるだろう、、この様な防波堤、本当に必要なのだろうか?

記事の中でもあるように、この地域に住んでいる人の住宅はもう少し高台にある場所に移転されつつあるらしい。この中にも税金がかなり投下されているはずなのですが、少なくともそれについては「良し」としていいと思う。

じゃあ、、この巨大な防波堤はいらんじゃないか・・・

となるのだが、恐らく住宅以外の店舗や工場・倉庫などはこの堤防の内側に新たに建設されるのだろうと思われる。たぶんこの内側は更地に近いものになるだろうから、それらの巨大施設を建てるのにはむしろ好都合な場所といえる。

つまり人はすまないけど、人はいる場所、と言うことになる。
なので「ここに防波堤は必要なのだ」という論理になってもなんら不思議ではない。

が、しかし、、本当に住民がそれを欲しているのか?

という疑問が残る。
記事にも書いてあるが、この防波堤によって今まで見えていた風景が無くなるのである。
自分たちが生まれてからずっと見てきた景色が一変するのである。

それでも「ここに住みたい」「ここはいい街だ」と思うのだろうか?

津波が来る場所は?

良くわからないんだけど、確かに今回防波堤を築くところというのは、前回の大地震で津波に襲われた場所、なのだろう。そしてその場所は「またやってくる可能性がある」場所なのだろう。

でもそこだけか?これから津波に襲われそうな場所は無いのか?

話はちょっと飛ぶが、神奈川県藤沢市に宿泊した時に江ノ島までジョギングしたことがある。藤沢はそれほどでもないのだが、海に近づくにしたがって、サーフィンショップがあったり、釣りのお店があったりと雰囲気が「海の街」になっていくのが何だか心地よいのだ。

そしてそこらにある街の名称を目にするたびにサザンオールスターズの歌詞を口ずさみたくなりジョギングも俄然楽しくなってきた事を覚えている。
しかし、ところどころにある電柱にはこんな風に記された看板が下がっているのであった。

「ここは海抜1.2mです」

この辺りは海抜1.2mしかないのか、と思うと同時にもし津波がやって来たらここら一帯にある家々は完全に流されてしまうに違いない、、とも。

そう、日本は島国なので「こんな場所」はどこにでもある。
もちろん僕が住む大阪にだって。

そこには巨大防波堤は要らないのか?と聞かれれば「津波が来るんだったら要るでしょう」と答えるしかないのだ。

でもそんな風にしたら日本全国防波堤だらけになってしまう。

それでいいのか?

僕の好きな湘南海岸が防波堤で見えなくなったらどれだけ魅力の無い海岸になってしまうだろう。
江ノ島あたりからぐるっと海岸線がくねって、そのはるか先には富士山が見える。その海岸線がすべてコンクリートで覆われてしまったとしたら人は何て傲慢なのだろう、、と多くの人が嘆くことだろう。。


風邪を引かない男達

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昨日は結局、休憩を除けば9時間半も歩いた(時々走り)ことになる。その間に鉄人とこんな話をした。

僕「そう言えば最近、風邪って引く?」
鉄「引かへんなぁ」
僕「そうでしょう、僕もねぇ、ランニングしだしてから引かんのよねぇ~」
鉄「あぁ、やっぱりそう?」
僕「そやねん、、あ、でもね、引きそうになる時はあるのよ」
鉄「ほう~」
僕「あのね、僕は喉が弱いので(こう見えても)喉の奥の方が痛くなって、風邪かな?と思う時があるのよね~」
鉄「あぁ、、それあるある!」
僕「でもねぇ、そうなったかと思うと、知らん間に痛みが消えちゃうねん」
鉄「そやそや、俺もそうや」
僕「でしょう、、それってもしかして筋肉のせいかと思うねんねぇ~」
鉄「なるほど、、」
僕「筋肉がね免疫機能を向上させてるんじゃないかってね」
鉄「そやそや、俺最近体温が高くなってね、これも結構えぇみたいやねぇ~」
僕「そうなんよ、、体温が一度上がるだけでも免疫機能が向上するらしい、、最近調べたらそんなん書いてあった!」

これにより、筋肉をつけて、体温を上げたら「風邪をひかなくなる」という科学的証明は得られたのではないでしょうか?
(サンプル二人やけど www)

しかしであります、、最近は腹筋を鍛えるためにローラーをゴシゴシやってる強者もいるし、、何故か「エアーなわとび」なるものを購入されて部屋の中でピョンピョン飛んでいる横浜人もいると聞く。極めつけは、何を言っても動かず「明日からダイエット~」と言うてた人がやっと重い腰を上げて腹筋トレーニングの機械を購入した、という噂も耳に入ってきた。

よしよし、これでみんな「風邪をひかない仲間たち」に入ってくるんだね、、カモ~~ン(笑)

※写真は「鐘の鳴る丘展望台」でありんす。