やはり僕はスポーツ貧血だったのだ

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4月23日六甲縦走の前半部(須磨~元町 約21km)を歩いてきた。

6人で行ったのでペースはさほど速くは無く、正直「ゆっくり歩くとこんなにも楽なのか、、、」と思ったものだ。
以前一人で行った時はペースが速かったため(一人だとどうしても制御が効かない)、市ヶ原に着いた時は摩耶山へ行く気力はまったく起こらないぐらい疲れていた。

満を持しての献血

次の日、献血に行った。別に実験するようなつもりは無かったのだが、自分なりに「運動した翌日は体調が良いはず」と思い込んでいて「こんなに体調が良ければ献血も出来るはず」とも思っていた。
何故なら前回(2月27日)はヘモグロビン濃度が400ml献血の基準値に満たなくて(12.5で基準値は13.0以上)敢え無く成分献血をしたと言う経緯があったからだ。

そして4月24日。
満を持して天王寺の採血ルームKiZooNaに向かった。
部屋に入った途端献血待ちの人に溢れた室内におののく。ここはいつも人が多いのだが、その日は特に多かった。
なので問診に約15分、採血検査に行くだけでも30分以上待たされた。

採血検査に行ったあと、5分ぐらい経っただろうか、、また検査室に呼ばれた。
これは何を意味しているか、、僕は直ぐに悟った。何度も経験しているからだ。

「残念ですが、今回は400mlの採血はできません」

看護婦さんらしき人にそう告げられた。予想通りだ。

「でヘモグロビン値は?」

と言って見せてもらった記録用紙には

「12.1」と記されていた。

史上最低の低さ。
昨日六甲縦走をしてきて納豆も毎日食べて体調は万全のはずなのに何故にこんなに低いのか・・・・。

その日は混んでて、ヘモグロビン値が低くても出来る成分献血をするのに2時間以上待たないとダメということだったので断念してやむなく帰ることにした。

スポーツ貧血かもしれない

「もしかしてスポーツ貧血なんじゃない?」

これは前に何度かFBにヘモグロビン濃度が低いことを投稿した時に友人から指摘されたことである。

スポーツ貧血とは何かというと

太陽化学のサイトより

アスリートの健康管理において、栄養士など栄養指導の専門家でも苦労するのが貧血対策だといいます。貧血はアスリートに多い内科的疾患として最もよくみられるもののひとつです。
貧血にもいくつか種類があります。
「希釈性貧血」、「運動性溶血性貧血」などは激しいスポーツをする人に多い貧血です。

ふむふむ、スポーツ貧血には「希釈性貧血」と「運動性溶血性貧血」があるらしい、、、

ほんで「希釈性貧血」とは

循環血漿量の増加により発生する見かけの貧血のことです。運動やトレーニングをしはじめると、末端までの血液の循環を良くしようとして血液の液体成分である血漿を増やし血液を薄くしようとします。一方、ヘモグロビンの量はすぐには増えないため、ヘモグロビン濃度としては低くなってしまいます。希釈性貧血自体は一時的なものであるため、これに対して貧血の対策をする必要はないといわれています。

なるほど、つまり運動を始めると血液の相対量を増やそうとする「作用」が働き、結果的にヘモグロビンの割合が低くなる、とそういうわけなのだな、、、

じゃあ「運動性溶血性貧血」はどうかというと

足裏の衝撃により赤血球が壊れやすくなることで起こる貧血です。赤血球の寿命は通常120日程度ですが、脊髄で新しく作られることにより常に一定に保たれます。しかし、壊れてしまう赤血球の数が新しく作られる数を上回ってしまうと、血液中の赤血球が少なくなり、貧血となってしまいます。

そうか、縦走などをして長い間足の裏で硬い岩などを踏みしめていたりすると赤血球も踏みしめられて壊れちゃうってことなんですね。その結果ヘモグロビンの量も減るのか、、、、

でも僕はトップアスリートじゃないしなぁ、、どうなんだろうか??

と思いつつ、その一週間後4月29日に無謀にももう一度献血に挑んだ。

献血リベンジ

六甲縦走から6日経った。

それまでの間にランニングを一度したきりで(筋トレは毎日欠かさずしてましたが)、長時間身体を痛めつけるようなことはしないようにしていた。
少なくともスポーツ貧血の状態ではないはずだ。

逆に言うとこれでヘモグロビン濃度が同じであれば僕はスポーツ貧血じゃなく、逆にヘモグロビン濃度が上がっていればスポーツ貧血である可能性が濃厚であることが分かる。

今回は濃度が低くても献血しようと思っていたので受付時に

「400mlをしますが、ヘモグロビン濃度が低ければ成分献血をします」

と告げておいた。
すると今回行った日本橋献血ルームは「予約しないと成分献血は出来ない」らしい、、、

なるほど設備が天王寺に比べてかなり少ないし、古い。
そのおかげか知らんけど献血に来てる人もまばらだ(笑)

でも「それでは」と成分献血の予約をして、もしヘモグロビン濃度が基準値をクリアしていれば400ml献血を行う、という条件で献血の検査を行った、、今回はほとんど待たされることもなく。

そして結果は・・・

「13.1」

やった、これで献血ができる!!
献血が出来るのをこれほど喜んだことはなかった。

やはり僕の場合は「スポーツ貧血」だったのだ。
なのでスポーツした後は献血しない、という事を決めた。

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