大阪高低差学会に参加した(後編)

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「枚方中学校といえば、中学の時に試合行ったよね?」

何人かの野球部員だった友達に聞いてみたが、誰も覚えておらず、、、
確かにここに来た。そして相手の一学年上にピッチャーとすごく仲良くなった覚えがあるのよね、、、僕たちは彼のことを「ノーコンピッチャー」と呼んでたけど、めちゃくちゃフレンドリーに接してくれた。

枚方四中だった僕達の封建的な先輩後輩制度とは大違いだ。

なんで俺達のクラブはあぁだったんだろう・・・・
と思いながらこの坂を下っていた。
これもかなりきつい坂道だ。
ということは枚方中学は少し高台を水平に削って作られたんじゃないか?
そんな風に想像できる。

そう言えば枚方四中もまわりの道路よりも一段高いところに運動場があり、そして校舎はそれよりもさらに高い所に位置している。
運動場を見下ろすかの様だ。

そしてこの坂を降りたら、そこには「スリバチ池」が顔を表した。
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ぐるりを坂に囲まれた公園の中心に池がある。
この池の本名は「坊主池」というらしいが由来は知らない。

そして公園自体がスリバチ状になっている、というのは意外な環境をそこに作り出しているのだ。ここには「イキイキした子供たちがいる」のである。

「ガケのガキ」

ガケのガキ
その公園の名前は「坊主池公園」。 枚方市駅から歩いて15分とかからない所に位置する公園である。 大阪高低差学会の春のフィールドワ...

こんな住宅街の中にオアシスのようなところがある、というのは幸運としか言いようがない。

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それからこの写真ではわかりにくいが、僕たちは「細すぎ尾根」に入っていった。
ただぼんやりと歩いていた時はなかなか気づきにくいものであるが、右を見て、左を見ると、その「道」は両方がガケか坂になっており街の中に悠然と現れたまさに「尾根」なのであった。

もうここを歩いている時にはほとんどトランス状態!!(笑)

もちろん山などでは尾根を歩くというのは珍しくないが、街の中で尾根を歩く、という経験は実に稀なものだと言えるのではないか、、、しかもその道幅は2mぐらいか、、、

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そしてこの「細すぎ尾根」の先端にはこの配水場がある。
またこの配水場の横には鷹塚山遺跡があり、この遺跡から発掘された「銅製小型圏文鏡」はとても珍しいものであると、歴史の先生が言っておられました。

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そしてフィナーレを告げるのは、この網目模様を配したガケ。

今回の「大阪高低差学会・2016 春のフィールドワーク・御殿山〜枚方」のワッペンのデザインともなっているこのガケは元のガケの形に沿って美しく変形しており、見るものを圧倒させるものである、、、と今回一日高低差学会に参加させてもらい、その感覚が理解できた。

そしてみんなでわいわい喋りながら歩くこの工程はとっても楽しいものでした。

「機会があれば香里ケ丘なんかも面白いですよ!」と僕は主催者のSさんに言ったものである。

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