子供がまだ小さい頃、この本の存在を知った。
「お、これこれ!」
と思った。
見出しだけでは分からないが、サブタイトルに
「できる子は、子供部屋では勉強しない」
とあったからだ。
いや実は僕が中学校の頃、自室で勉強をしていてしばらくするとどうしても「息抜き」をしたくなる。
この息抜きは例えば「寝る」事であったり「ギターを弾く」事であったり。
そしてこの息抜きをするともう勉強に戻りたくなくなる、、、という「魔の誘惑」でもあったのだ。
で、仕方なく家のリビング(と言っても狭い狭い6畳の部屋)で親や弟がテレビを見ている横でコタツに身体をねじ込んで勉強をしていた。それだとめちゃくちゃ集中するわけではないが、雑音に惑わされながらも勉強が進んだ覚えがあった。
はて、これってやっぱ俺がダメ人間だからかな・・・
当時はそう思ったものだ。息抜きで仮眠をとるとバッチリ朝まで寝てしまうし、誘惑という悪魔に何度も何度も負けてしまう意志薄弱な少年であったことは確かで、他の友達が自室で夜遅くまで勉強をしている姿を想像しては自己嫌悪に落ちていたのでありました。
でもこれを読んで少し納得した。自分の学習方法は正しかったのだ、、と。
ただしね、この方法は頭の良い子は「より良い子に」、そしてそうじゃない子は「それなりに」なので、お気をつけ下さいまし、、あ、僕も「それなりに派」でありますです、、はい。