富士登山 その3「山小屋」

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須走登山口は富士山の五合目から始まる。
須走の五合目は標高1970mに位置する。一合目はどこを起点にしているのかは知らないが、車で五合目まで登れるということなので、残り1800mほどを自分たちの足で登れば良いことになる。

もちろん1800mを垂直に登るわけではないので走行距離にしたら登りは7.8kmをえっこらえっこら登って行かなければならない。しかも空気が薄くなっていくのがわかるので、頂上までの道のりを想像したら果てしない道のりに感じてしまう。

そんな時に小さな目標(マイルストーン)となるのが山小屋である。

須走登山道では最初の山小屋は歩き始めて1時間~1時間半で着ける「長田山荘」である。この山小屋にはその名前とともに「新六合目」という言葉が記されている。

「新六合目??」

最初に登った時は少し疑問に思うだろう。
そして

「こんだけ歩いたんやから6合目だよね~」

きっとそう考えるはずだ。
だってここまで来るのに1時間~1時間半もかかったのだ。
そしてしばし休憩する。
空気はすでに薄くなっており、持っていったお菓子の袋などは気圧のためにパンパンに膨れ上がっている。

「よし!じゃあ次は7合目の山小屋を目指そう!!」

そう考えてまた石ころだらけの登山道へ挑む。

須走口は途中までは樹林帯なのだが、その樹林帯を抜けると殺伐とした火山岩の道が続くことになる。

えっこらえっこら、また登って行くと「山小屋まで400m」という看板が見えてくる。一気にモチベーションがあがり、持ち上げる足が軽くなってくる。
そしてついに山小屋とその看板「瀬戸館」の名前が見えた。

そして看板の下にはこんな文字も見える。

「本六合目」

へ?七合目とちゃうん???
と、思わずへたり込むのが初心者なのである。

さて富士山の山小屋は一合目毎にあるわけではない。

その後も

大陽館 ・・・ 七合目
見晴館 ・・・ 本七合目
江戸屋 ・・・ 八合目
胸突江戸屋 ・・・ 本八合目

そして頂上となる。
まぁ知ってしまえば大したことないのであるが、富士山あるある、と言うことで(笑)

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