六甲全山縦走(の予行演習)は「摩耶山まで行けるかなぁ・・・」と思いつつ市ケ原に着いたのが3時半。摩耶山まではそこから1時間半はたっぷりかかる。なので摩耶山行きはそこで断念し、新神戸に下山することにした。
布引貯水池からずんずん下って、かずら橋を越えたところに見晴らし台があり、そこでしばし休息を取る。
時刻は4時半。そろそこお日様が沈みはじめようとする、そんなたそがれ時。神戸の街は薄っすらと黄金のモヤにおおわれ始めていた。
神戸はズルいな、、と思った。
山があり、向こう仰ぎ見ると海がある。そしてその間にはまるでパノラマの様なビルたちが所狭しと林立しているのである。
街も人も、海も山も、絵になるようにできているのだ。